インヴァスト証券のレビュー
インヴァスト証券は、独自トレードツールであるMyシストレ24が面白いFX会社です。
シストレ24の評価と使い方を中心に、インヴァスト証券の情報についてまとめます。
- インヴァスト証券のレビュー
- Myシストレ24とは?
- Myシストレ24のステータスの解説
- ストラテジーを絞ったら、損益の出方をより詳しく見てみよう
- ストラテジーを採用するには
- 半自動売買「ジョイン」とは
- Myシストレ24とミラートレーダー、MT4の関係
- 実はインヴァスト証券ではミラートレーダーも使える
- Myシストレ24の弱点
- まとめ
Myシストレ24とは?
Myシストレ24とは、インヴァスト証券独自のトレードツールです。どのようなトレードツール化というと、システムトレードを簡単に実施できるトレードツールになります。
自分がプレーするプレーヤーではなく、アルゴリズムを管理するマネージャーへ、というのがコンセプトになっています。
Myシストレ24の画面を開くと下の画像のように表示されます。
左から2番目の項目である「ストラテジー」というのが戦略名ですね。
その横の「ステータス」というところで、ストラテジーの特徴を表しています。
どのような特徴を示す項目があるかを下に下に載せます。
Myシストレ24のステータスの解説
シストレ24のステータスはアイコンで表示されておりある意味分かり易いのですが、初めて見た人にはなんのことかわからないと思います。
どんなアイコンがあるのか、説明します。
上の図のアイコンは現在の状況を示すステータスですね。
不調ではなくて好調を選ぶ方が、一般的には良いとされます。
システムによって特異な相場や不得意な相場があるので、その時の為替市場にあったシステムを採用したいのです。
さらに左から2番目の「利益更新」や「連勝更新中」がついていればより好調ですね。
わたしは「利益更新」中のアルゴリズムが好きです。
上の図の4つのアイコンは、過去の成績からくる特徴を示しています。
先ほどの「好調」「不調」などが現在の状態を示すステータスだとしたら、こちらはより長期的なシステムの性質を示すステータスだと思ってください。
高勝率と損小利大は基本的には両立しません(両立したら最強すぎる)。
上の図の「バランス」、「コツコツ」、「一発」などのアイコンもトレードのスタイルを示すものです。「コツコツ」なら少しずつ利益を積み上げるスタイルだし、「一発」なら小さな損キリをしながら一発で大きな利益を取るスタイルです。
良心的だなと思うのが、上の図ようなネガティブな表示がキチンの存在していることです。特に真ん中の「DD更新」がついたらそのアルゴリズムは一旦外した方が良いでしょう(公式サイトでも即入れ替えを進めている)。ちなみにDDはドロー・ダウンのことで、成績が直近の最高記録から落ち込んだ幅を示しています。
右の「連敗更新中」とあわせて、現在のFX市場にフィットしない注意した方が良いストラテジーと言えます。
このように、ストラテジーの性質や特徴を簡単に表してくれるのがシストレ24の良いところです。
ストラテジーを絞ったら、損益の出方をより詳しく見てみよう
アイコンを見るとストラテジーの現在の状態や、アルゴリズムとしての性質が簡単に理解できるので、興味のあるストラテジーを絞り込むのに適しています。
ストラテジーを絞り込んだら今度はより詳しく、損益の出方を見てみましょう。
シストレ24では以下の図のように損益曲線を表示してくれます。
ロウソク足で為替レートを、面積チャートで損益を示しています。赤い面積チャートが損失、緑の面積チャートが利益を示しています。
これを見ることで、ストラテジーがトレンド転換直後にどのような立ち振る舞いをするのか、より本質的にはトレンドをどのように定義しているのかかがある程度分かります。
これを数字で示したのが、以下の図です。
累積収益、最大ドローダウン、平均利益、平均損失、勝率などが示されています。
このストラテジーの場合は、勝率低めで、平均利益が平均損失よりかなり大きいので、損キリラインを手前に設定しているのでしょうね。反対に利益はなるべく伸ばす作りになっていそうです。
トータルとしては結構優秀なシステムではないでしょうか。
実際にわたしはこのストラテジーを採用してみました。
ストラテジーを採用するには
ストラテジーを採用するのは簡単で、上の図の黄色いボタンである「稼働」をクリックします。
すると、下の図のような画面になりますので、稼働するをクリックすればストラテジーを採用できます。
あとは、システムが判断したタイミングで勝手に売買してくれるって寸法ですね。
半自動売買「ジョイン」とは
Myシストレ24はストラテジーを選ぶと、勝手に売買ポイント見極めて、エントリーしてくれます。
しかし、これだとなかなか売買が出来ない(システムが実行しない)こともあります。
そうしたとき、売買したくて仕方ないとうずいた場合、それを満たしてくれる機能がジョインです。
ジョインのタブをクリックすると下の図のように表示されます。
これは、各ストラテジーが現在取っているポジションを載せているのです。
そして、そのに後から乗っかりたければ、右側のジョインをクリックすればOK。
画面一番右下の黄色いエクストラに変わって、システムのポジションに後乗りできました(画面では実際にわたしがジョインしたのでエクストラになっているわけです)
自分のイメージにあうポジションを取っているシステムがあったら、それに追随しておいて、ポジションクローズ(損キリまたは利益確定)だけ任せる、なんて使い方ができるわけです。
Myシストレ24とミラートレーダー、MT4の関係
MT4の難しさとミラートレーダー
システム売買で世界中で使われているのはメタトレーダー(MT4またはMT5)というものです。このMT4は無料で使える上に、自由に自分のイメージするストラテジーを一から作れるので、大変人気がありたくさんの書籍が出版されております。
しかし、自由な反面プログラミング知識が求められる(プログラムが出来なくてもEAを作りこめるツールもあるが、利用するには海外FX業者への口座開設が必要)などハードルもそれなりに高いです。
一方でミラートレーダーは、出来合いのストラテジーがあるので、自分でプログラムしたらストラテジーを構築する必要がありません。そのため、だいぶとっつきやすいのですが、それでもストラテジーの分析や特徴把握に一定の経験が必要とされます。
Myシストレ24はミラートレーダーよりも使いやすい
簡単にシステムトレードを行う仕組みとしてのミラートレーダーですが、それをさらに簡単により直観的に使えるようにした仕組みがMyシストレ24ということも出来そうです。
上で見てきたように、直観的にストラテジーの性質が把握できるし、それが現在機能しているかどうかもMyシストレ24側で教えてくれます。
Fx初心者が初めてシステムトレーをやってみたいと思ったら、最適な口座だと思います。
実はインヴァスト証券ではミラートレーダーも使える
ミラートレーダー自体も人気のある仕組みなので、これを使いたくてインヴァスト証券を使っている人も多いです。
ミラートレーダーの画面を開いていると、上の図のように現在の為替レートを売買チャンスととらえているストラテジーがポップアップして出てきます。
自分がそれに乗ってみたいと思ったら、Buyを押せえばシステムの判断に従ったポジションを取ることが出来ます。
情報収集用にも有効
アルゴリズムが今のFX相場をどう見ているか見たいって時にも、情報取得の観点からも使えます。
どういうことからいうと、下の図はミラートレーダーの画面なのですが、NZDJPY(NZドル・円)のチャートを出しています。
左側に、ユーザー(人間)とストラテジー(アルゴリズム)がそれぞれ、NZドル相場をどのように見て、実際に取引しているかを示した図を表示させました。
ユーザーはNZドル買い、円売りのポジションが多数派で、アルゴリズムは反対であることが分かります。
これをどう活かすかは、投資家一人一人の感性の世界ですが、知っておいて損がない情報だと思います。
わたしはかなり有益だと思っているので、しょっちゅうこの画面を開いています。
Myシストレ24の弱点
いろいろいい点を述べてきたMyシストレ24ですが、弱点もあります。
それはスプレッドがかなり広いこと。
左側にインヴァスト証券、右側にDMMFXを並べてスクリーンショットを取った図が下にあります。
ドル円(USDJPY)の売買レートが、インヴァスト証券では売りで101.152円、買いで101.191円となっています。
右のDMMFXでは、売り101.170円、買い101.173円なので、インヴァスト証券のスプレッドがいかに広いかわかるかと思います。
これは、自動売買という仕組みを提供しているための必要不可欠なコストで、もちろん正当なものだと思います。また発注の手間などを考えれば、割に合うと考えている人が多いわけですが、もう少しだけスプレッドを縮めてくれると大変ありがたいです。
なお、このスプレッドの広さはシストレ24サービスにおいてもので、インヴァスト証券自体に価格競争力がないわけではないですよ。インヴァスト証券はトライオートFXというサービスを提供していますが、そちらのドル円のスプレッドは0.3銭になっており業界最狭クラスです。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
まとめ
まとめると、初めてシステムトレードを始めるならインヴァスト証券のシストレ24は使いやすくておすすめなのです。しかし、それには費用が掛かっているのでスプレッドはワイドですよってことです。