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ヤフーが楽天に宣戦布告、楽天株価は大崩に。でも楽天の強みは健在か



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ヤフーが楽天に挑戦状をたたきつけました。EC店舗の囲い込み競争で明らかに劣勢でしたが、起死回生の一手ともいうべき出店料、ロイヤリティの無料化を打ち出しました。

主な施策

・10 月よりインターネットショッピングサービス「Yahoo!ショッピング」のストア出店料(月額システム手数料)と売上ロイヤルティ、オークションサイト「ヤフオク!」のストア出店料(月額システム利用料)を完全無料化

・年内を目処に「Yahoo!ショッピング」で個人の出店を可能

 

 

ヤフー、EC店舗の出店料・ロイヤルティを完全無料に  ヤフオク入札・出品も無料化 「EC市場に革命」 - ITmedia ニュース

 

それを受けた楽天の株価(2013/9/10~10/8)

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10/7終値1,354円から、本日10/8終値1,196円まで約12%下落しました。

ヤフーの手数料・ロイヤリティ無料化でEC店舗が楽天から流出(両方出店する店舗にとっては力点がヤフーにシフト)する恐れからの大幅下落です。

 

楽天の強みは流通規模の大きさ

国内のe コマース市場は、楽天市場の流通総額が2012 年4月から2013 年3 月の流通総額は1.3兆円程度です。

一方でヤフーは、同期間の比較で3,500億円程度と言われています。

流通市場の規模で4倍近い差をつけられ、前年同期比の成長率比較でも楽天の14%に対して、ヤフーは1%とほぼ横ばい、勢いの差は歴然です。

規模の大きさ自体が競争優位につながりやすいビジネスモデルの中で、容易には縮められないほどの差がついてしまっています。

この差を「出店料の無料化→流通規模の拡大」のストーリーで、ヤフーがキャッチアップすることを市場は懸念しています。

 

しかし出店料がすべてか

流通規模の大きさと並ぶ、もう一つの楽天の強みは、同社創業時からのEC店舗への地味な営業活動とそれによる強固な関係です。加えて、コンサルタントなどによる出店者へのサポートが非常に手厚い(成功事例の共有など)も加盟店を引き付けています。

 

 

楽天は出店料の見直しをする予定はないとコメントしています。上記の強みをよくわかっているからこその強気の態度です。

 

懸念する市場と強気の楽天、どちらが正しいか注目です。

 

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