百貨店というビジネスモデルは、高級店の包み紙に価値を見出す人が減るにつれ輝きを減じており、現在ではほとんど崩壊寸前というところまで追い込まれています。
2013年9月の百貨店各社の売上高は、中旬の台風上陸などの悪条件があったにも関わらず、既存店ベースで前年同月を上回る企業が大半を占めました。前年は残暑が厳しかったことで秋物商品が売れなかったため、その反動で押し上げられているという一時的要因もあるものの、高額品の伸長によるベース売上の押し上げが確実にみられます。
特に三越伊勢丹ホールディングスは順調で、2013 年9 月の首都圏の店舗を運営する三越伊勢丹の全店売上高は前年同月比9%増となりました。特に、伊勢丹新宿本店では、3 月6 日の改装オープン効果が続いており、前年同月比13%増と堅調です。
私は世代的に百貨店好きではありませんが、高級品主体の百貨店が元気になるのは悪いことではないですね。
全国百貨店売上高(前年同月比 %)
前年同月を上回る月が多く、非常に順調ですね。