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良い選択をするには 伝統的な投資技術向上策に「選択の科学」が承認



『選択の科学』を読みました。2012年2月にNHKで『コロンビア白熱教室』として放映されたのをチラ見してたのですが、非常に面白かったので、この度、本を買ってみました(写真右)。

 

この本は、「選択」に関して包括的に論じられており、それぞれの論点が非常に面白いのですが、実用的な観点からは写真左の『選択日記』を読んでおけば十分かもしれません。

 

この本の中に書かれている良い選択をするために必要なことは、「選択日記」を付けること。

良い選択をするための「選択日記」とは

・選択の内容

・選択に至った思考プロセス

・判断に用いた情報

をまず書き留めます。その後、選択について結果が出た後に

・結果を自分で評価(10段階)

・なぜ、うまくいったのか、あるいはうまくいかなかったのか、要因を分析する

 

というものです。

さらにこの「選択日記」を貯めておき、自らの判断の傾向及びその結果を分析することで、自分の謝りやすいパターンを見出し、判断の精度向上につなげる、といったものです。

 

 

これを読んで、「選択日記」って「トレード記録」と一緒だな~て思いました。

投資技術の向上には、トレードの記録を付けて、それを分析することが必要不可欠と言われています。

 

トレード記録の例(未来日記 適当)

選択の内容

・トヨタ自動車(7203)買い

選択に至ったプロセス

・リーマンショック後、米国の自動車買い替えサイクルは長期化しており、自動車の平均使用期間が長くなっているため潜在的な需要が蓄積している。こうした需要が、低金利の環境下で顕在化し、(借金して購入する)耐久消費財である自動車の需要回復は続く。

判断に用いた情報

・〇〇発表の経済統計

 

結果評価

・1(最悪、株価▲30%下落)

要因分析

・QE縮小で長期金利が上昇し、自動車購入の実質負担が増加し、消費が減退した。インフレ率や失業率に対する分析不足から、金融政策の方向性を読み違えた。

 

 

「選択日記」ってそのまま「トレード記録」に使えそうです。

(考えてみれば「投資」ってそのまま「お金をどうするかの選択」みたいなものですから、当然使えるのでしょうね。「トレード記録」を一般化したものが「選択日記」なのかも)

 

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