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PS4 VS Xbox One の争点について



ソニーのPlayStation4とマイクロソフトのXbox Oneがともに 11月に発売されます。

6年ぶりの据置型ゲーム機の世代交代を迎えるに当たり、争点をまとめておきます。

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コスト構造の違いがもたらす販売価格の差違について

PS4の前評判は、販売価格を399ドルと、Xbox Oneの499ドルより低く設定したことで上々です。この100ドルの違いを作り出したのは両社のゲーム機の材料原価の違いです。

Xbox Oneの本体発売前ということもあり、詳細な分析はまで出ていないと思われますが(こうしているあいだにも出そう)、PS4の材料原価300ドルに対して、Xbox Oneのそれは400ドル程度ではないか言われています。

コスト面における両ゲーム機の大きな違いは、以下の点が大きそうです。

カメラの有無

Xbox Oneはカメラデバイス「キネクト」を標準搭載するため、そのままコスト増につながっています。PS4も別売りのカメラデバイスを購入すれば、差額は40ドル程度となります。

 

DRAM(PS4の方が高品質、高価格)とCPUの違い

RAMに関しては、Xbox OneのDDR3 DRAMに対して PS4はGDDR5 DRAM とより高性能、高コスト品を選択しています。

それに対しマイクロソフトは、SOC(マイクロプロセッサを中心にコントローラ回路やメモリなどを統合したチップ、今回の場合だとCPU + GPU + RAM)内に eSRAM搭載したもようです。これは非常に困難な試みなのだとか・・・評価はむつかしいですが、歩留まり低下によるコスアップにつながっていると見られます。

 

 

マーケティング戦略(主に米国における)

据置型ゲーム機の捉え方について(ホームサーバーへの進化か、あくまでゲーム機か)

マイクロソフトは Xbox One を「オールインワンエンタテインメントシステム」と表現しており、ゲーム機からホームサーバーへの進化を進めることを目指しています。まるでPS3で失敗したソニーのように。

キネクトでテレビ視聴をもっと楽しむことや、NFLとの提携などにフォーカスされ、非ゲーム分野への注力が明確です。

 

一方で前回の失敗を生かしているソニーは、「PS4はあくまでゲーム機」とのマーケティングを通じて消費者の 支持を得ています。

 

中古ゲーム販売に関する議論

マイクロソフトは6月11日の E3において中古ゲームソフトの禁止を示唆し、多くのゲームユーザから批判を浴びました。その後これらの方針を撤回するする方針を打ち出したため問題は収束したものの、一部の消費者の離反を招いたと見られています。

このあたりが、コアユーザー中心の立ち上げ期の販売動向にどういった影響を与えるか懸念されています。

 

米国重視のPS4と米欧並列型のXbox One

この違いは評価が難しいのですが、

PS4の発売日は北米11月15日、欧州11月 29日であるのに対し、Xbox Oneは北米と欧州の一部が11月22日となっております。米国ではPS4が先行、欧州(の一部)ではXbox One先行となります。はたしてどちらが正解か・・・

 

販売タイトルの幅広さ

どちらかというと大型タイトルを大事にしているように見えるマイクロソフトに対し、ソニーはインディーズゲームを大切(東京ゲームショウでプレゼン)している印象です。

この違いは、ライトユーザーに対する両社のアプローチの違いだと思われます。マイクロソフトは、ライトユーザーに対してはスマートデバイスとの戦いを放棄し、ホームサーバーという別視点でのアプローチを目指しているのでしょう。

 

以上になります。

総じて、ソニーがPS3時の反省を活かしている内容かと思われます。