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これから投資を始める人へ 株式価値の測り方(資産編、PBR等)


2月26日 登録

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これから投資を始めようかとお考えの方向けに、株式価値をどう図るか、について企業収益を基準にした評価方法を書いてみたのが、以下のものです。

これから投資を始める人へ 株式価値の測り方(収益編、配当利回り、PER等) - 株式、FXのまとめ解説

 

今回は、企業が保有する資産価値をベースにした考え方について書いてみたいと思います。

具体的にはPBR(株価純資産倍率)をはじめから丁寧に説明することを目的としています。

今回も長めなので目次をつけます。

目次

1.純資産とは

2.PBR(株価純資産倍率)とは

3.具体的な計算方法

4.PBRを用いるに当たっての注意点

 

1.純資産とは

純資産とはなにか、から説明させてください。企業は事業を営むにあたり、株主から調達した資金①負債として外部から調達した資金②を用いて、事業運営に必要な資産③を取得しています(会計理論上の厳密さよりわかりやすさを優先してます)。それを示したものが貸借対照表というものでして、ざっくりしたイメージは下の図のようになります。

f:id:ikahonokaho:20131213135953p:plain

この①の資本(資産から負債を引いて余った部分)の部分が、企業の全資産のうちの株主の取り分、ということになります。

 

2.PBR(株価純資産倍率)とは

PBRとは株価が1株当たり純資産(株主資本)の何倍か?を示す指標です。

PBR=株価÷1株当たり(純)資産(株主資本)

ですね。

このPBRが1倍以下だと、

株価<企業が保有している資産

であるため、結構株価安いのかなぁ~っていう目安になります。

 

3.具体的な計算方法

具体的にどう計算するかについて、以下に述べます。

企業の発表する一次情報を分析の対象とすることが基本と考えていますので、またホンダの短信を例に使わせていただきます。

Financial_Result_2012_4q_J.pdf

f:id:ikahonokaho:20131213131353p:plain

上の図は短信の表紙なのですが、とりあえずオレンジ色で囲った部分だけを用います。

抜粋するとこんな感じです。

f:id:ikahonokaho:20131213131709p:plain

 

以下、ホンダの株価は12月12日終値の4,165円として話を進めます。

計算方法

4,165円(ホンダの株価)÷2,795.03円(1株当たり純資産(株主資本) 赤線部分)=1.49倍

となります。例によって競合他社(トヨタ、日産など)比較によって割安・割高を判断するのに使えます。

また、株価下落時の一つの目安として、PBR1倍を判断基準にする、という使い方も一般的に行われています(当然、絶対の基準ではない)。

ホンダの収益が落ち込む局面で、収益ベースの評価に株価が耐えられなくなって下落する場合、とりあえずどこまで下がりそうかな~って考えるとき、一旦はPBR1倍レベルの2,795円を目安に考える、みたいな使い方です。

まあ、結構1倍割り込んじゃうんですけどね、実際は。

4.PBRを用いるに当たっての注意点

PBRベースで株式を評価した時、割安に見える銘柄っていっぱい出てくると思います。

ネットで見れるものでもこんなのあります。

PBR低位(実績)ランキング :ランキング :マーケット :日本経済新聞

 こういった物をみて、PBRベースで銘柄を選ぼうとしたとき、資産の中身を見てほしいなぁ~って思ってます。

下にホンダの短信から資産の部(P18)を抜き出しました。

f:id:ikahonokaho:20131214095607p:plain

各資産項目ごとの詳しい解説は割愛しますが、資産のでも赤字で囲んだ流動資産の部分は、比較的信頼性が高い(特に現金)部分になります。

反対に青で囲った部分は信頼性にかなり疑問がある資産です。

生産設備だったり建物だったりは、実際に売却した場合、どの程度価値があるのか判断するのは結構むつかしいです。というか、貸借対照表表示額で売却できることは少ないと思います。

そのため、青で囲ってある資産が膨らんでいる会社は、資産額は実際は既存している可能性が高いのです(十分な減価償却累計額が積まれている会社は除く)。

時価評価した場合、資本が毀損してしまうイメージは下の図のようになります。

f:id:ikahonokaho:20131213144008p:plain

 資本が減少するしているのがわかると思います。すなわちPBRの上昇要因ですね。

 

こうした自体を回避するためには、各資産ごとに一定の係数をかけて、自分ベースの時価に引き直してみることが有効です。

あくまで一例ですが、

現金×100%

棚卸資産×70%

みたいな感じです。

土地とか有価証券とかの内訳は有価証券報告書に明細がありますので、大きな金額を投資したいと思っている企業に対しては、調べてみることをおすすめします。

 

 

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