クリスマス・イブでも平常更新。
でも、季節物ってことで不二家の第3四半期決算見てみます(同社は変則決算なので1~9月期)。
不二家の2013年12月期の第3四半期決算
2013年12月期の第3四半期決算は、売上高64,904百万円、営業利益▲452百万円と苦戦中。営業利益段階での損失は痛いですね~
通期の業績予想は、売上高93,000百万円、営業利益1,800百万円。通常の会社なら、とても業績予想まで届かなそうで下方修正必至に見えます。
でも、前期の業績を確認してみると
2012年12月期(前期)の第3四半期決算は、売上高62,621百万円、営業利益185百万円でした。それが通期になると、売上高89,910百万円、営業利益1,607百万円でした。
第4四半期の3ヶ月間だけで売上高27,289百万円、営業利益1,422百万円と荒稼ぎしてます。
言うまでもなくクリスマス効果ですね~高単価なケーキが売れまくる今の時期は稼ぎ時♪
決算の季節性
コンスタントに売上が計上される会社だと、四半期ごとに25%づつ業績予想に向けて近づいていきます。一方で、不二家のように売上が集中する時期がある企業は、(通期業績予想を達成するうえで)重要な四半期とそうでもない四半期があることになります。
他にも、建設業やSIerの1~3月期の重要性は際立っています。
こうゆう企業の場合は、重要でない時期の決算に一喜一憂する必要は必ずしもありません。それよりも将来の売上を左右する受注動向などに注意を払ったほうがいいでしょう(不二家にはないけど)。
あ、それでも不二家は少し厳しいですよね~
なお、3連休後のクリスマス・イブは、不二家的には重要でも、わたし的にはあまり重要な日ではありません。残業してきました。
ケーキは買ったけどね♪