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MVNOの隆盛でドコモが純増シェアトップ。だけど意味あるのかな?



もう既契約者の規模が大きくなりすぎた携帯電話ビジネスにおいて、純増シェアなんて大きな意味なんてまるでないな~んてことはみんな知ってるのですが、なぜかそれでもこだわりまくってしまう純増シェアトップにこのたび(2013年12月)NTTドコモが返り咲きました。

 

このタイミングで純増シェアトップと言うことは、そこにiPhone効果があったことは言うまでもなく、ドコモの解約率低下に大きな貢献を果たしました。ただ、収益インパクトについてはちょっと疑問視されてまして、それはMVNO(モバイル・バーチャル・ネットワーク・オペレーター)が純増に大きな貢献を果たしたのではないとか疑われているからです。

 

MVNOについてざっくり説明しますと、モバイル・バーチャル・ネットワーク・オペレーターの名が示すとおり、携帯電話会社の設備を借りて(自前で設備を持たず)携帯通信事業を行う事業者のことです。そこに設備を貸し出しているのがドコモであって、すなわちMVNOの契約回線の増加はドコモの回線の増加になっちゃいます。

MVNOには、IIJとかOCNとかDTIとかそれはもうたくさんの事業者がいる訳ですが、どこも通信費が安いのが特徴です。ってことは、そういったある種のディスカウント業者に回線を貸し出してるドコモも、回線当たりの利益率は当然低下せざるえず、今回の純増もどこまで評価して良いのか・・・って悩みにつながってます。

 

ただ、やはりこの年末商戦で特徴的だったのは、各社とも無茶な販促費の投入はなかった模様で、とりあえず価格競争は鎮静化しているように見られています。国内の携帯電話事業にもう大きな成長性を期待している投資家は少なく、期待がキャッシュの分配である以上は、こうした業界の傾向は株式マーケットにとって良いことなんじゃないかな~って思います。

なので、結局、言いたいことは、もうiPhoneでもMVNOでもなんでも良くて、純増数1位もどうでも良いのですが、もう無茶な販促費を投下することなんてやめて、投資家に分配するなり、長期契約者の満足度向上に貢献するなりした方が、ステークスホルダーみんなが幸せになるのではないのかな~ってことです。