コンビニ既存店売上高1.1%減 13年、店舗競争激化 :日本経済新聞
こんな記事がありましたので、コンビニの既存店売上高についてまとめました。
日本フランチャイズチェーン協会が20日発表した2013年の全国のコンビニエンスストアの既存店売上高(速報値)は前の年に比べ1.1%減の8兆5213億円だった。
セブンにローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス、ミニストップを加えた大手5社の13年度の新規出店は過去最高の計約4560店の見込み。独自商品による集客力の違いなどで、大手の中でも集客力の差は広がっている。
既存店売上が大事
そもそも、 なぜ(全店売上でなく)既存店売上に注目するか、なのですが、小売業の収益性って基本的に既存店の動向次第だからです。
出店による売上増加は当たり前でして、小売業みたいな人さえいれば常に一定の需要は存在するような業種の場合、(出店による売上増は)全く評価に値しません。
既存店の売上高の動向が、その小売業がもつ店舗網の(足下の)競争力を占っています。また、既存の店舗網の売上が上昇することは、企業の効率性の工場に直結するため、業績の方向性も既存店売上高が示すことになります。
ここまでのは前置きでして
やっぱり大手コンビニはつよい
やはり、大手3社は強いですね。ファミリーマートもローソンも結構がんばってますが、すでに競合他社比で日販(店舗の一日当たりの売上高)が高いセブンイレブンがさらに差を広げて行っていることが確認されます(セブンはファミマ、ローソンと比べて10万円以上高い)。
反対に中堅どころは厳しいですね。意外と日本は広くて、地域限定で強いコンビニみたいなのもある(図のポプラは中国地方)わけですが、人口集中地域でドミナントを完成させた大手がどんどん進出していくため、こうした傾向は続きそうです。
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