ダウの犬(日本版)の途中経過
配当利回りを重視した投資法として、以前「ダウの犬」を紹介し、その日本版を作ってみました。その後、約2ヶ月経過しましたので、今回はその途中経過をご報告いたします(topixをベンチマークとする)。
なお、ダウの犬とは、
それは、NYダウ指数構成銘柄30銘柄のうち、
・上位10銘柄を配当利回りの高い順に買う
・投下金額は等金額
という配当利回りのみに注目した投資方法です。
前回のポートフォリオ作成時(2014/1/10)のTOPIX1,298ポイント(記事は1/14)。本日(2014/3/17)のTOPIXは1,154ポイントですので、ベンチマーク(インデックス)のパフォーマンスは▲11.1%と非常に荒れた期間でした。
前回作成した3つの「ダウの犬」日本版
前回、TOPIX30、TOPIX100、日経平均株価の3つのインデックスを基準に「ダウの犬」日本版ポートフォリオを作りました。
それぞれ以下に並べます。
TOPIXコア30ベース
TOPIX100ベース
日経平均株価ベース
TOPIXのパフォーマンスが▲11.1%とマーケット環境悪かったので、それぞれのリターンは、
TOPIX30ベース:▲6.0%
TOPIX100ベース:▲6.9%
日経平均株価ベース:▲6.9%
といった結果になるのは仕方のないところでしょう。
注目して頂きたいのは、一番左の列の「対インデックス」リターンで
TOPIX30ベース:5.1%
TOPIX100ベース:4.2%
日経平均株価ベース:4.2%
とTOPIXを大幅に上回っています。
インデックスをこれだけ上回ることの価値は、投資をする人ならわかってもらえるかと思います(しない人でもわかると思いますが)。
たったの2ヶ月しかモニタリング期間がありませんが、
今のところ「ダウの犬」日本版は結構役に立ちそうですね。
注意すべきは、下落相場だったため、配当利回りの高い銘柄の相対的なパフォーマンスが良好に出やすい期間だった、という面があったかも知れません。
配当利回りという実質的な(わかりやすい)価値がある銘柄は、マーケット下落時には強い傾向があることは知られています。
とりあえずはうまくいってますが、今後もモニタリングを継続して、またご報告させて頂きます♪