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ティファニー (TIF) が順調なのは日本のみ。世界ではドル高で苦戦中です



2015 年のホリデー商戦は既存店売上 5%減と残念な結果

ティファニーが ホリデー商戦の結果を発表しました。

その結果はひどいの一言。既存店売上は前年同期比 5%減と、非常に厳しいものになりました。前年のホリデー商戦はブランディング戦略に失敗しており、既存店売上伸び悩んでいたため、今回は反動増が期待されていただけに・・・

 

ドル高が厳しい

アメリカではドル高で旅行客が減少。既存店売上が前年同期比 8%減となり、第三四半期の同 6%減より悪化しました。海外からの旅行客需要減が続いていることが軟調の一因。また、米国全域に渡って売上が伸び悩んでいるとコメントされています。株価下落やボラティリティの高まりや石油関連事業の低迷に伴い、高級品の消費に影響が出たものと思われます。

なお、カナダやラテンアメリカでは総売上は増加したと発表されており、米国の旅行客がシフトした可能性がありそうです。

 

ヨーロッパでは現地通貨ベースで売上が前年同期比 4%増、既存店売上が同 2%減
。第三四半期の既存店売上は 6%増と順調だったのに、ホリデー商戦はマイナスへ転じ
た。イギリスでは売上が伸びたが、大陸ではまちまちで、フランスでは売上落ち込みが目立ったとコメンがありました。

フランステロの影響もあったかも知れないため一時的な影響が売上を押し下げているとも言えそうです。

 

アジアでは中国は依然好調だが、香港、シンガポールで売上を落としているようで、▲6%の売上減少となりました。

 

日本では絶好調

日本の総売上は円ベースで前年同期比 12%増で、既存店売上は同 10%増となりました。
株高などの資産効果による日本人の需要の増加に加え、海外旅行客需要の増加もプラス。インバウンド需要を海外ブランドが取り込んでいるともいえ、日本人として少し複雑・・・。ただ、の既存店売上が各四半期毎に、同 21%増、同 24%増であったことと比べるとかなり減速しており、海外景気の落ち込みの影響が現れていると言えそうです。

 

高級品は世界景気の低迷で苦戦が続くかな

原油安や世界的な株安などはごく短期的には一服感も出そうですが、世界の景気自体はIMFが成長率を下方修正するなど依然厳しそう。

日本ではアベノミクス以降、百貨店の売り上げが急上昇したように高級品の売り上げと景気は強く結びついています。

ティファニーは世界中の誰もが知っている不動のブランド力があるものの、短期的にはしばらく苦戦するのでしょうか。