小口の個人投資家が、機関投資家よりも有利な点はなんでしょうか。
私は、株主優待を含めた総合利回りが高くなりやすいこと、だと思っています。
株主優待は、多くの場合、最低の売買単位(1,000株単位で取引される株の場合、1,000株)を保有することが、最も優待の利回りが高くなります。
モデルケース
1,000株以上保有の株主 5,000円分の金券
3,000株以上保有の株主 10,000円分の金券
10,000株以上保有の株主 20,000円分の金券
という風に、1銘柄への投資金額が大きくなればなるほど、株主優待の利回りが下がることになります。そのため、機関投資家らは、不平等な制度であり株主還元ならばすべて配当金の支払いで行うべし(そうすれば保有金額に比例した株主還元となる)、との意見がよくでてきます。
しかし企業側も、一定の株主数を維持したい(上場基準に株主数が入っている)ことなで、一向に株主優待は減少する雰囲気はありません。むしろNISA対策で増加する傾向にあるでしょう。
せっかく企業が用意している制度を、皆さんは十分に活用しているでしょうか。個人投資家最大のメリットを活かせるよう、下に魅力的な株主優待銘柄をまとめておきます(2013年10月権利確定銘柄、10月28日の取引時間が終了した時点で保有してしていれば株主優待がもらえる)。
東建コーポレーション(1766)
優待内容: 買物割引券(3,000円相当の「ハートマークShop」優待割引券)
優待獲得株数: 10株以上
権利確定月: 4月、10月
優待利回り: 5.3%
配当利回り:1.6%
総合利回り:6.9%
「ホテル多度温泉」または「ホテル多度温泉 火水風別館」の宿泊割引券(1名30%割引)1枚または「東建ホームメイトカップ」ペア入場券または3,000円相当の「ハートマークShop」優待割引券より2点選択
優待利回りと配当利回りを合算した総合利回りが非常に高い。業績も拡大傾向にあり安心感があります。
京王ズホールディングス(3731)
優待内容: クオカード(1,000円分)- 優待内容: 買物割引券(30%off)
- 優待獲得株数: 100株以上
- 権利確定月: 4月、10月
- 優待利回り:
- 配当利回り:0%