FX初心者向けまとめ解説(株式投資もあるよ)

FX初心者向けに投資情報を分かり易くまとめて解説しています。FX口座に対するレビューや通貨毎の特徴もまとめてありFX入門者にも使いやすいサイトを目指します。株式投資情報もあるので幅広い投資知識を提供します。

欧州ソブリン問題のいま



ドイツのシュピーゲル誌の20 日(日)付記事
ユーログループの作業部会の責任者、トーマス・ウィーザー氏は、銀行同盟設立に懸念を抱いているドイツを取り込みやすくするためにも、「ベールイン」規定は2018 年ではなく2016 年から発効させるべきだと指摘しました。

 

ベールイン(bail in)とは、危機にある企業や政府自治体に対して、債権者が債務の減免や債権放棄などで救済すること。これに対し、第三者(政府など)が救済する方式をベールアウト(bail out)と呼びます。

ベールイン方式の場合、有権者の負担がないため政府債務の増大につながりません。反面銀行など負債提供者のBSが毀損するため金融システム面にストレスをかけることになります。

 

 

ちなみにイタリアでもベールインに対し以下のように報じられています。

イタリアの日刊紙ラ・レプブリカの19 日(土)付記事

ECB のドラギ総裁は7 月30 日に欧州委員会に宛てた書簡で、汎欧州の銀行同盟が完全に稼働する前に、資本不足を穴埋めするために債権保有者に損失を負担させるとすれば、多くのユーロ圏加盟国にとって不安定化につながる可能性があると指摘。

 

危機の欧州危機の震源地ギリシャでは

ギリシャのストゥルナラス財務相がカシメリニ紙へのコメント。

同相は、新たな「構造的措置」を受け入れる用意はあるが、新たな「水平的」予算削減は受け入れないとのこと。同紙によれば、同相は、交渉は困難であるとし、トロイカは10 月28 日に戻ってくる予定だと述べた。

 

さらなる緊縮が必要なら次の救済はいらない、との強気の態度ですが、自国民向けでしょうか。ギリシャ発端の危機で欧州中が議論してる時に、あまり勝手なことを言っていると、見捨てられないか不安になります。