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株主の保有期間別に株主を差別(区別?)することについて



株主優待についてこんなエントリーを書いてみたのですが、その際、どうしても納得いかないな~って思ったのが、長期間株式を保有している投資家に手厚い株主優待を行うことです。

 

保有期間別に優待内容を変化させている例

ヴィレッジヴァンガードコーポレーション(2769)の優待内容

保有期間1年未満:1万円分の買い物券
保有期間1年以上2年未満:1.1万円分の買い物券
保有期間2年以上:1.2万円分の買い物券

 

 

ビックカメラも同様の優待施策をとっていますが、保有期間別に株主を差別するのはどうにも納得いきません。

 

2年間株式を保有している投資家は、2年間の分のリターンを享受し、1年間保有している投資家は1年間のリターンを享受する。本来それだけでよいはずです。なのに本来(保有株数に応じて)平等に分けるべき株主への分配を、経営者が保有期間に応じて操作しまっているのですから。

 

権利確定日前日に投資した投資家にだって、それまで株主優待をもらわないで投資していた人に売却先(自分)を提供した報酬として、1年間(半年)分の株主の権利を享受する資格があるはずですが・・・

 

長期的に株式を保有してくれる(資本と提供してくれる)投資家を優遇したいって理屈はなんとなく正しそうにも聞こえます。が、株式ってそもそも会社の権利を小分けにして、売買により出資元本の回収を容易にしたもののはずです。それを自由に売買したら権利が損なわれる(長期間投資していた投資家より冷遇される)って・・・

 

本来株主に雇われているはずの経営者が、反対に株主を選別するというのは、よくある話ですが株式市場にとっていいことではないですね。

 

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