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金融緩和縮小(テーパリング)発表後の株価の動きをどう解釈しようか迷ってる



12月のFOMCで米国の金融緩和縮小が決まった。

米国の景気回復がさまざまな経済指標から裏付けられている以上、どこかのタイミングでテーパリング開始は避けられない状態だったものの、マーケットの大筋の見方よりはだいぶ早いタイミングで決行される印象だ。

 

テーパリング開始発表時期の候補として、2013年12月、2014年3月、2014年6月があったわけだが、(今回のFOMCまでは)それぞれの確率は30%、40%、30%みたいなイメージだったと思う(私の主観だが概ねマーケットコンセンサスと一致していると思う)。

 

すなわち今回のテーパリング決定は、一定程度織り込んでいたものの、必ずしもメインシナリオではない事象だったはずだ。

 

しかし、発表後のマーケット(米国株)の反応は、一瞬はびっくりして下落したものの、その後はダウは292ドルの大幅上昇で終わった。テーパリング開始が米経済の強さを裏付けている、といった解釈によるものだ。

 

織り込みきっていない(純粋には)悪材料が発表されたにもかかわらず、それを好材料と解釈する状況はマーケットのセンチメントが非常に強いことを示している。

自分が想定していた株価のレンジを一定程度上方シフトすることは必要だろう。

このまま実際の金利引き上げに至るまで、息の長い上昇相場になることは十分考えられる。

 

ただ、一方で現状のマーケットが楽観的すぎる気もする。

株式市場が大幅高になる一方で、米国債券市場は小幅な金利上昇(会見価格の下落)にとどまっている。株式と債券で、それぞれのマーケットが自分たちの都合がいいようにテーパリングを解釈しているように見える。

 迷いどころですw