NISA開始で分配金利回りが安定しているリート(不動産投資信託)に注目されている方と多いと思います。
リートは不動産からの賃料収入を投資家に分配する仕組みなので、分配金利回りに注目が集まるのは当然なのですが、あわせて保有物件の含み損益にも注目した方がいいかなぁ~って思って一覧表を作りました。
リート、保有物件の含み損益ランキング
安定の2強、日本ビルファンドとジャパンリアルエステイトが上位に来ているほか、3位に物流施設の日本ロジスティクスが入っています。
あと、PBRが高水準の日本ビルファンドとジャパンリアルエステイトはNAV÷株価(NAV倍率)だと割安とも呼べる水準になっています。良い物件(を安い値段で)持ってるからですね~
あ、リートの世界だとNAV(ネットアセットバリュー)は、一般に時価ベースで使います。実物不動産の世界とはちょっと定義が違います。
リート、分配金利回りランキング
やっぱり外せないので、分配金利回りランキングも載せました。
注意してみてもらいたいのが、LTVとの関係ですね。
LTV(Loan to Value)とは物件の価値に対する負債の割合です。レバレッジですね。
このレバレッジをかければかけるほど、分配金利回りは当然高まります。1%未満(程度)の金利で負債を調達して、不動産を購入する訳ですから。
しかし、レバレッジを高めることは、不動産価格の下落に対する耐性を弱めることになりますので、安全性は下がります。
なので、低いLTV(レバレッジ)で達成した分配金利回りの方が価値が高いってことですね~さらに、物件の含み損益を見ることで物件の質もチェック、みたいに使って頂けるとうれしいです。
ちなみに、1位になっているジャパン・ホテル・リゾートはホテル運営っていう事業リスクもとっているっため高分配金利回りになってます。