JIN(3046)7月の月次売上
格安メガネ販売のJINが2014年7月の月次売上を発表しました。
既存店売上▲22.1%と非常に厳しい状況が続いています。全店ベースでも▲6.2%の売上減。
昨年11月以降マイナス20%以上の落ち込みが続いています(2014年3月のみ例外、駆け込み需要かな)。
もっともこの会社は過去数年間高成長を続けてきたので、PCメガネ等のブーム一巡後は業績が落ち込むのはある種仕方ないところ。
メガネなんて消耗遅いから家庭内在庫(購入した人の家にあるその会社の商品)も溜まってそうだしね。
売上総利益率は高いんだけどね
ちなみに四半期ごとの粗利は
この用に高位を維持してます。メガネって材料費安いんですよね。
でもなかなか売れなくて在庫の回転が悪い、それを粗利の高さで補って、交差比率を維持するってビジネスモデルの訳です(特に一昔前までは)。このJINはどっちかというと(これでも)低価格で売って多少粗利は落とすかわりに、在庫の回転を上げるって戦略で伸びてきたわけですが、その好循環も止まって久しいですね。
営業利益率は低迷
粗利はビジネスの性質上、高くて当たり前。既存店が落ちこむと固定費の負担が重くなって営業利益(及びそれ以下の利益)率が落ち込みますね。
こんなふうに低迷してます。
でも、20%超の既存店の落ち込みが続く中では頑張っている方かな。店舗レベルでのコストコントロールを頑張っているのでしょうね。
ちなみに株価はこんな感じ。
買い取り王国も月次発表とかトヨタとか
中部エリアで古着中心のリサイクルショップを展開する、買い取り王国(3181)も7月の月次売上を発表しています。こっちはおとなしい数値で、既存店+3.2%、全店ベースで+9.5%となっています。前年比微減の既存店売上が続いていましたが、やっとプラス圏に浮上です。
ちなみに株価は2013年のIPO(新規株式公開)以降低迷中。
あと、トヨタ(7203)の第一四半期決算も出ましたね。前年同期の決算を、売上2.2%、営業利益4.4%上回る内容。こんなもんじゃ無いでしょうか。アメリカの金利が上がってきたとき(借金で購入する)耐久消費財として自動車が売れ続けるかどうかですよね~