長期投資の対象としての外貨投資のすすめ
わたしは為替市場に関する記事をメインテーマの一つとしているが、短期的な市場動向よりも長期的な市場分析を多く書くようにしています(大きなニュースがあったときは除く、例
基本的に長期投資の対象としての外貨、と言った位置づけで為替市場について書いているつもりで、そのほとんどはファンダメンタルズ(経済の基礎的要件)に基づくものです。
それは、FXを短期トレード対象としては万人に勧められるものでは無いが、資産の一部として外貨(例えば外債や低レバレッジのFX)を保有することが有効と考えているからです。
また、為替レートというのは相対的なものです。ドル円なら円とドルの売りと買いを同時に行っているわけですので、円を知ることを為替の半分を知ることに等しいです(円クロスで取引する場合)。
今回でぜひ、円の特徴を抑えてみてください。
円相場と関係が深いアメリカの金融政策について
日本の通貨である円についてのまとめ記事にしようとしていますが、まずは米国の金融政策から。経済全般において米国が世界の中心にありますが、特に金融政策においてはそれが顕著。
FOMC(米連邦公開市場委員会)の声明文や議事録の読み方などについて記事にしました。
ちなみにFOMCとは米国の金融政策を決定する機関であり、日銀に相当するFEDの理事(や地区連銀総裁)によって構成されています。
米国の金融政策における要人の発言を見極めるには、その人がどのような考え方をもっているか見極めることが必要。FOMCの構成メンバーがどのような考えをバックボーンにして発言しているのかをまとめました。
同じレベルの高官の発言でも、その人となりによって為替市場の解釈は大きく変わります。
ハト派的な人が金融引き締めに対して踏み込んだ発言をすれば、金融市場は「この人までもがこういった発言をするとはFOMC内の意見はだいぶ傾いてきたな~」って解釈され大きく反応することに。
基本の金融政策について
日本の中央銀行である日本銀行が何を政策目的としているか、からその意思決定機関、アナウンスの特徴などをまとめています。
日本銀行は長らくその規模に反して為替市場で軽視される中銀でしたが、黒田総裁就任以降一躍脚光を浴びる存在になりました。市場との対話(虚を突くことを含めて)は本当に大切ですね。
日本の財政状態から円相場を考える
通貨の特性は、その発行国(や地域)の財政状態に強く関わってきます。この記事は、日本のストック部分に注目して、対外資産が多い日本円の安全通貨としての特性を書いてみました。
上の記事がストック部分としても日本の特徴をまとめたものであるのに対し、この記事はフロー部分に相当する貿易収支・所得収支と円相場の関係を書いてみました。
政権交代(アベノミクス)と円相場
野田民主党政権から安部自民党政権への政権交代ほど為替(及び株式)市場に大きな影響を与えた政権交代は少ないと思います。これが先進国で起きたとは信じられないほどの劇的な変化でした。アベノミクスと円相場の関係をまとめています。
日本人のクセと為替市場の関係
日本人の逆張り好きは特に株式市場で超有名。為替市場も東京時間ではこうした特性が強く影響した相場形成になっていると言われています。
(この記事と関連性薄いけど)もう一つ日本人が好きなものと言えば金利。いろんな金融商品をやたらと豪ドル建てにするのは・・・。
こちらは機関投資家の投資行動が円相場にどのような影響を与えるか解説してみました。GPIFの為替ヘッジとか規模大きすぎてさすがの為替市場も流動性が足らなくなる模様。
経済指標について
経済指標は為替市場に直接影響。特に日本みたいに低体温の経済ではなく、米国のように経済指標が金融政策に直結するような国の指標は超重要。
上記記事の欧州版。
欧州もずいぶんと経済の熱が下がって、金融政策頼みの状況。日本化は世界中に広がるのでしょうか。
米国の雇用統計は最重要経済指標だけど、実はこんな指標なんだよっていう基礎解説記事です。
株式投資はこちらのまとめをご覧下さい。