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外貨預金より有利と評判のSBIFXトレードのレバレッジ付き定期外貨取引。



レバレッジ付き定期外貨取引について

慢性的な低金利でお金の預け先に困っている人も多いかと思います。

これを機会に外貨預金で海外の金利で運用しようという人もいるかも知れません。

そういった方向けに、以下の記事で外貨預金とFXのレバレッジ1倍取引を比較した記事を書いたことがあります。

 

レバレッジ1倍のFX取引の基本から丁寧に解説しているので良かったら見てみてください。

 

読むのが面倒な方向けに簡単に結論を紹介しますと、「外貨預金やるくらいならレバレッジをかけないでFXで外貨を買った方が(ほとんどの場合で)有利」ってことです。

 

今回は外貨預金の代わりにFXを利用する仕組みとして便利なレバレッジ付き定期外貨取引をご紹介します。

 

SBIFXトレードのレバレッジ付き定期外貨取引の仕組み

自動的に外貨を購入

外貨預金は持っている円で外貨を買って、その外貨を預金することで海外の金利を得る仕組みです。

だったら、FXの仕組みを使って外貨を買っても同じではないかってコンセプトでできた商品が、レバレッジ付き定期外貨取引です。

 

定期外貨取引というだけあって、定期的に外貨を買い付けることが出来ます。

買い付けるタイミングは以下の3パターンに設定することが出来ます。

  • 毎日
  • 毎週
  • 毎月

こまめに外貨を買うことで、為替市場の変動を平準化して、高金利のメリットを享受しやすくしています(ドルコスト平均法的発想)。

選べる通貨は6種類

運用する対象として外貨を選ばなくてはなりませんが、SBIFXトレードのレバレッジ付き定期外貨取引では6種類の外貨を選ぶことが出来ます。

  • 米ドル(ある意味一番基本)
  • 英ポンド(今熱い)
  • 豪ドル(資源国で高金利)
  • NZドル(豪ドルより高金利)
  • 人民元(中国の経済成長に期待か)
  • 南アフリカランド(高金利だが・・・個人的にはあえて行く必要はないと思う)

レバレッジが使える

FXのレバレッジ1倍で外貨を買うのは、FXの安い手数料を活かして外貨預金より有利に外貨を買おうって発想。

さらにFXの特徴であるレバレッジを活かして外貨を買うことが出来る仕組みにしたのが、レバレッジ付き定期外貨取引です。

選べるレバレッジは以下の3パターンです。

  • レバレッジ1倍(外貨預金と同じリスク、同じ金利)
  • レバレッジ2倍(外貨預金の2倍のリスク、2倍の金利)
  • レバレッジ3倍(外貨預金の3倍のリスク、3倍の金利)

レバレッジを掛けることで、資金効率が上がって金利は多く得られるようになります。

一方で値下がりリスクもレバレッジ分だけ上昇して、2倍のレバレッジなら為替レートが10%下が(円高になる)れば20%の損失になります。

レバレッジ付き定期外貨取引の購入画面

定期外貨取引の画面表示(操作法)

下に、実際のSBIFXトレードの画面を使って、一か月5万ドルの預金を毎週買うって取引内容を入力してみました。

レバレッジ付き定期外貨取引の選択画面

 

画面上部で通貨を選択する箇所があり、ここでは一番左の米ドルを選んでいます。

 

画面中段の左には、一か月で購入したい外貨額入力する欄があります。

ここでは500米ドル、約5万円を毎月購入する設定にしました。

 

画面中段の右にはレバレッジを設定する箇所があり、ここでは2倍に設定しています。

その下には、購入タイミングの入力欄があり、毎週を選択しています。

以上の内容を入力すると、下記の表示が出ます。

 

レバレッジ付き定期外貨取引の取引ルール画面

 

直観的に操作出来て、分かり易く作られていると思います。

1か月に購入するのが約5万円分の米ドルなのに、1か月に必要なお金が約2.6万円になっていますね。これがレバレッジの効果です。

レバレッジ付き定期外貨取引のメリット

1ドルから分割購入が可能

レバレッジ付き定期外貨取引は分割購入が可能ですが、購入単位はなんと1ドルからと非常に少額から始められます。

一般的に外貨預金は1取引10万円程度は必要であるため、かなり細かく売買できるところがうれしいですね。

 

自動購入は手間いらず

細かく売買できても普通のFX取引のように手動で注文を出すのでは少し面倒です。

その点、レバレッジ付き定期外貨取引は、初めに月単位の購入金額や売買タイミング、レバレッジを設定すれば後は自動で外貨を買い増していってくれるので、非常に楽です。

金利狙いの取引の場合、手間をかけて売買タイミングを計る、みたいな面倒なことはしたくないのですよね。

本業が忙しい人や余暇にわざわざ投資の時価を作りたくない人も多いかと思います。

手間がかからないっていうのは、実際に資産運用を始めてみると実に大きなメリットになると思います。

 

「レート固定」機能

「レート固定」機能とは、手動で購入を行う場合やすでに購入した外貨を売却する場合に、一定時間為替レートを固定して売買させてくれる機能です。

買った外貨は、いずれは売却することで決済するわけですが、その際に一定時間レートを固定した状態で売買させてくれます。

もちろん為替市場は値動きするものなので、「レート固定」が出来る時間は限られています。しかし、自分に不利な値動きを回避できる可能性があることは大きなメリットと言えます。ただし、1注文当たりの数量制限があり50万通貨単位(ドル円なら5,000万円相当)となっています。


申告分離課税が適用

外貨預金の収益は、所得税法上の雑所得となり、給与などの他の所得と合算されて課税されます。そのため、収入がある人ほど高い税率が適用されます。

一方で、レバレッジ付き定期外貨取引は、FX取引と同様の税法が適用されるため、申告分離課税の対象となりほかの所得から切り離されます。

現役で仕事をしている人には、こちらの申告分離課税の方が有利になることが多いので、税法的にもメリットがあると言えます。



コストが安い

レバレッジ付き定期外貨取引はFXの仕組みを使っているため、外貨預金よりもコストがかなり割安です。

外貨預金の場合、ドル円で預金したとして往復で1円(1%)程度の手数料が取られることが多いですが、レバレッジ付き定期外貨取引は往復で0.1円程度で済みます。

手数料が約十倍違うのは大きなメリットですね。

デメリットもある

コストについては普通のFX取引には負ける

外貨預金と比べらたメリットしかないレバレッジ付き定期外貨取引ですが、普通のFX取引と比べるとデメリットもあります。

それはコストが高いこと。

さきほど、ドル円の売買コストが往復で0.1円と言いましたが、通常のFXなら0.0054円と約半額になります(SBIFXトレードはドル円のスプレッドが最狭であることも影響しています)。

レバレッジ付き定期外貨取引は自動売買でかなり細かく売買する仕組みを提供しているので、売買コストでは通常のFX取引には及ばないのです。

 

とはいえ、外貨の高い金利と比べたら無視できる程度なので、レバレッジ付き定期外貨取引は使いやすい仕組みだとは思います。

 

SBI FX TRADE レバレッジ付き定期外貨取引を始める

 

SBIFXの評価について書きました。