いざジュニアNISAをきっかけに家族でNISAを始めてみよう、と考える方もどの金融機関。様々な金融機関でジュニアNISA口座を取り扱っていますが、どこで開設するか選ぶのは中々難しいですよね。2018/01/17/212803
そこで、ジュニアNISAの口座の選び方のポイント・おすすめの証券会社をまとめてご紹介します。
ジュニアNISAデビューを考えている方は、ぜひ参考になさって下さい。
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意外と簡単、ジュニアNISAの始め方
経験がないと「投資を始める」と聞くとちょっと敷居が高く感じてしまうかもしれませんね。でも、実は意外と簡単に口座を開設することが出来るんです。
具体的にどんなステップを踏むのか見ていきましょう。
① 口座を開設する金融機関を選ぶ
まず、ジュニアNISAを解説する口座を選ばなければいけません。証券会社の他にも、銀行などで口座開設することが出来ます。
おすすめなのは、やはり証券会社、それもネット証券です。
ジュニアNISAで取扱いのある幅広い商品を選ぶことが出来ますし、AIのアドバイスを受けられるなどのサービスも豊富なところが比較的多いです。
特に投資初心者の方は証券会社で口座開設を検討するのがおすすめです。
各金融機関ではジュニアNISA口座開設で手数料無料、などお得なキャンペーンをやっていますので合わせてチェックするといいですね。
② 口座開設を申し込む
金融機関を決定したら、口座開設を申し込みます。最近はネットで申し込めるところも多いです。初心者の方は大手のネット証券会社を選ぶ方も多いですよね。
ホームページの案内に従って、口座開設申し込みを行います。まず、必要事項をフォームに入力するか、申請書を郵送してもらいます。郵送の場合は申請書に必要事項を記入して返送することになります。
合わせて必要なのがマイナンバーです。「通知カード」や「個人番号カード」などのコピーを提出します。最近はWEBアップロードで手軽に確認できる方法がとられていることも多いようです。金融機関によって方法が異なるので、ホームページ等でしっかり確認しましょう。
注意しなければならないのが、ジュニアNISA口座を解説しようとしている金融機関に親権者も取引口座を持っていなければいけない点です。
もし持っていない場合、同時に親権者の口座開設申し込みを行う必要があります。
親権者の口座はNISA口座でなく、総合取引口座でも大丈夫ですよ。
③ 税務署に確認
NISA口座を開くには税務署からの確認が必要です。
と言っても、難しい手続きは無くて、ネット証券に申し込めば自動的にナビゲートされるので大丈夫です。
金融機関が税務署に非課税適用申請の手続きと、ジュニアNISA口座の重複がないかの確認を行います。
ジュニアNISAは1人1口座までの開設ですので、一定の確認期間が必要になるのです。確認が終了すると、税務署から「確認書」が交付されて口座が開設されます。
④ 口座開設完了!
無事に手続きが終了したら、金融機関からアナウンスがあります。これでジュニアNISA口座の開設は完了です!さっそく金融商品を購入してみましょう。
開設口座を選ぶ時のポイント
いざ「ジュニアNISAを始めよう」と思ったら、どの証券会社(あるいは銀行)で口座を開設するか決めなければなりません。
「何となく、ここでいいかな」という決め方では後々後悔してしまう可能性も。まずは口座を選ぶ時にチェックしたいポイントをご紹介します。
口座を選ぶ時に注意したいこと
まず、口座を選ぶ前に気をつけなければいけない点があります。
親権者も同じ金融機関に取引口座を持つ必要がある
実際にジュニアNISA口座を開設するのは親権者ですが、ジュニアNISAを解説しようと思った金融機関に取引口座を開設する必要があります。親権者の口座は、NISA口座でなく総合取引口座で構いません。既に自分でNISA口座や取引口座を持っている場合、同じ金融機関で開設すると手間が省けます。
金融機関の変更が出来ない
ジュニアNISAでは、成人のNISAと違って1年ごとに金融機関の変更が出来ません。払出し制限が解除される18歳まで、一度決定した証券会社・銀行でジュニアNISAを運用しなければならなくなります。これは大きなポイントです。
親権者がNISA口座を持っている場合は同じ金融機関でジュニアNISA口座を開設するケースが多いようですが、例えば場所によって店舗数が偏っている金融機関を利用する、などのケースは後に転居した時の手続きが面倒になってしまう可能性もあります。
銀行は金融商品が少ないケースが多い
ジュニアNISA口座が開設できるのは証券会社に限りません。銀行でも可能なんです。色々とキャンペーンや宣伝をしているのを見たことがある方もいらっしゃるのでは。
しかし、元々銀行では取扱っている金融商品が少なめです。株式が取り扱えない、投資信託も証券会社と比べて商品数が少ないことが多いので、基本的には証券会社でジュニアNISAの口座を開設するのがいいでしょう。
こんな口座を選ぼう!注目したいポイントは?
では、どんなところに注目して証券会社を選ぶのがいいでしょうか。
投資商品が豊富であること
ジュニアNISAは、金融商品が考えているより多彩で驚く方もいらっしゃるかもしれません。購入することが多いのは投資信託や株だと考えられますが、売買するのに手数料がかかるケースがあります。金融機関によっては、キャンペーンで手数料がゼロというところもあります。コストがかからないか、低いものを豊富に揃っているところは有力候補として考えていいでしょう。
ポイントなどお得な還元制度がある
投資信託中心ならポイント制度も重要
ジュニアNISAでは、中・長期的な資産運用を行うことになります。今まで取引経験がない方には投資信託を購入しようとしている方が多い傾向にあります。
投資信託を保有しているだけでポイントがたまるサービスを行っている金融機関がありますので、特に初心者の方は注目してみて下さいね。
お得なキャンペーンを開催している
証券会社はそれぞれジュニアNISAの顧客を獲得するため、様々なキャンペーンを行っているところがほとんどです。
現金のプレゼントがあったり、手数料のキャッシュバックなど魅力的なものも多いですよ。
どんな金融商品を購入するのがいい?
ジュニアNISAの大きな特徴として、一度購入した商品は子どもが18歳になるまで引き出すことが出来ません。そのことを踏まえると、中・長期的な投資を前提にした中核になるように、リスクを低く抑えた投資を行うのがいいでしょう。
具体的には、投資信託や株主優待株です。持ちっぱなしになるので、信託コストが低い「インデックス投資」と呼ばれるものが無難です。10年・20年と積み重なるものなので、コストの差は馬鹿になりません。
もし投資にある程度慣れている場合、利益を狙ってみることも出来ますね。
アクティブ投信を購入する場合、長期的に見てインデックス投信を凌ぐ運用成績があり、運用法や実績が信頼できる…と判断できるものを選びましょう。
株式取引に慣れている方は、個別株式を保有して大きな利益を出せればベストですよね。候補に入れてみてもいいのではないでしょうか。
各金融機関には初心者向けのセミナーを開催したり、相談出来る機会を設けている場合もあります。迷ったら是非活用してみましょう。
ジュニアNISAにおすすめ!証券口座
具体的におすすめの証券口座はどこか、ここでピックアップしてご紹介します。
ネット証券は場所を問わず自由に口座開設・取引が行えますのでおすすめですよ。
SBI証券
ネット証券の大手であるSBI証券の特徴は、その取扱商品の種類の豊富さです。今のところ、ジュニアNISAで外国株式取引が可能なのはSBI証券だけ。株や投信に慣れている方は利益を見込んで運用することも出来ますね。
ジュニアNISAの口座開設キャンペーンとして、国内株式(売・買)、海外ETF(買)の取引手数料が恒久無料となっています。
特徴
- 取り扱っている金融商品の種類が豊富(2,460本以上)
- 口座管理料・開設料が無料
- 投資の買い付けが100円から出来る
- キャンペーンで国内株式(売・買)、海外ETF(買)の取引手数料が恒久無料となる
- 株取引、日経225先物の発注機能が充実している
マネックス証券
海外の証券会社を買収しているマネックス証券。海外の株も幅広く売買が出来ますが、ジュニアNISAでの取り扱いはありません。もし親権者も口座を開設して、アメリカや中国など海外に投資しようと考えている方にはおすすめできます。
また、「新規公開株」として利益が出しやすいとされるIPO株を買うための抽選が公平だという点もマネックス証券の特徴です。
取引に慣れている方であれば、メインの取引は別口座で行い、ジュニアNISAをきっかけにサブ口座として開設するのは良い方法です。口座手数料は無料ですので、開設はしやすいですね。
特徴
- キャンペーンで国内株式(売・買)の取引手数料が恒久無料
- 口座管理料・開設料が無料
楽天証券
楽天の提供するサービスの1つ、楽天証券。楽天スーパーポイントが貯まるキャンペーンやサービスが豊富で、同グループの「楽天銀行」とマネーブリッジを行うとさらにお得になるサービスもあります。普段から楽天の提供しているサービスを利用している場合はお得と言えるでしょう。
特徴
- 国内株式(売・買)の取引手数料が無料
- 投資信託を保有していると楽天スーパーポイントが貰える
- 高機能トレードツール「マーケットスピード」が無料でダウンロード・使用できる
カブドットコム証券
三菱UFJグループが提供するネット証券会社であるカブドットコム証券。株式投資で資産形成しよう、という方に向いているサービスが豊富ですのでジュニアNISA口座にも向いていると言えるでしょう。
毎月1,000円から投資信託出来る「1,000円積立」や、取引手数料がかからない「ノーロード投資信託」など、初心者でも始めやすい商品を多く取り扱っています。
また、「貸株サービス」や「単元未満株取引」といった、他の証券会社ではないようなものも取り扱っていますよ。
特徴
- ジュニアNISA口座での株式買付手数料が無料
- 「NISA割」が使える(特定/一般口座の現物株式売買手数料が割引になるサービス)
- 高機能トレードツールを使える
松井証券
創業が大正7年という老舗証券会社の松井証券。日本初のネット証券を開始したのも松井証券なんですよ。様々なサービスを提供していますが、何かと「無料」になるサービスが多いのが特徴です。ジュニアNISAでも、株式手数料が恒久的に無料です。これはキャンペーンなどに左右されないということ。手数料も中・長期の運用で積み重なると馬鹿になりません。株・投資信託初心者には特におすすめです。
特徴
- 株式手数料が恒久的に無料
- 親権者の口座でも使える無料サービスが多い
- 高性能のトレードツールが利用無料
- どの商品を買うか、ロボットによる無料アドバイスを受けられる
まとめ
ジュニアNISAの口座開設にあたって、チェックしたいポイントとおすすめの証券会社をご紹介しました。
どこでもアクセスできるネット証券で、お得なキャンペーンなどを比較して決定しましょう。一度開設したら基本的には変更出来ないので、自分に合った金融機関を選べるようにしたいですね。