FX初心者向けまとめ解説(株式投資もあるよ)

FX初心者向けに投資情報を分かり易くまとめて解説しています。FX口座に対するレビューや通貨毎の特徴もまとめてありFX入門者にも使いやすいサイトを目指します。株式投資情報もあるので幅広い投資知識を提供します。

基本からわかる移動平均線の使い方。MAでトレンドを把握しよう。

基本的だからこと役立つ移動平均線

FXではトレンドを見極めることが重要であると述べたことがありますが、今回はトレンド分析を行うのに役立つ移動平均線について、基本から説明します。

 

FXなどの投資を始めようと思い立った初心者ほど、とても有効な、魔法のようによく効く特殊な投資手法を求めがちです。

しかし、投資の経験を積めば積むほどマニアックなテクニカル分析からは距離を置くようになります。

 

なぜかと言えば、マニアックな特殊なテクニカル分析ほど、利用している投資家は少なくなります。

テクニカル分析とは、ある種の共同幻想のようなところがあって、みんなが効くと信じているので、効果を発揮するという面があります。

そのため多くの人が見ている、基本的な分析手法ほど有効性は高くなります。

 

今回ご説明する移動平均線は、トレンドラインなどと並んで、最も基礎的なテクニカル分析であり、とても役に立つものたつテクニカル分析だと思います。

 

移動平均線の作り方

移動平均線とは

移動平均線とは以下のチャートのようなものです(DMMFXのチャート機能を使って作成)。

 

f:id:ikahonokaho:20160919230716p:plain

青と赤のローソク足に沿ってひかれている黄色い曲線が移動平均線です。

これは5日移動平均線なので、ローソク足にかなり密着して形成されていますね。

移動平均線はどのように作られているのか

この移動平均線がどのようにできているかと言えば、

5日移動平均線の場合:過去5日間の終値(NYクローズを用いるのが普通)の平均値

です。

1日前のドル円:100円

2日前のドル円:101円

3日前のドル円:102円

4日前のドル円:104円

5日前のドル円:105円

 

ドル円レートが、上のように推移していたとしたら

(100+101+102+104+105)÷ 5=102.4

が足元の移動平均値になります。

これを一日経過するごとに、直近のレートを取り込み、6日前のレートを外してつないでいったものが、移動平均線になるわけです。

 

単純移動平均か指数移動平均か

移動平均には実は2種類あります。上の例で示したように単純に価格を平均した単純移動平均のほかに、

直近の価格の比重を重くした指数移動平均というものもあります。

市場の実態を考えると指数移動平均の方がより価値があるとも言えますが、分かり易くするために単純移動平均を用いて以下の議論を進めます。

なお、以下に説明することは指数移動平均でも同様に使える考え方なので、細かいことは気にせず読み進めて貰えばと思います。

 

移動平均線の期間

先ほどの例では5日移動平均線(5MAなどとも表現される)でしたが、平均の対象と利用される期間は5日だけとは限りません。

25日移動平均線などもメジャーで良くFXと投資家に用いられます。

f:id:ikahonokaho:20160919233358p:plain

先ほどの5日移動平均線と比べると、移動平均線がなだらかになってローソク足チャートとのかい離が広がっていますね。

25日とより多くの期間を平均するようになったので、移動平均値の前日比との差が小さくなって、移動平均線がなめらかになるわけですね。

 

そして、過去25日分と長期の平均になるので、過去の価格の影響力が強くなるため、ローソク足とのかい離は広がりやすくなります。

 

平均対象は1日単位でなくてもよい

移動平均線は1日の終値(NYクローズなど)の平均と説明してきましたが、終値を取るのは1日単位でなくても良いのです。

短期トレーダーが多いFX個人投資家には、1時間当たりの平均や5分、15分当たりの移動平均線もよくつかわれます。

f:id:ikahonokaho:20160919234152p:plain

ドル円レートの1時間移動平均線です。

上のチャートは5時間移動平均線で、25時間移動平均線にするなら下のようなチャートになります。

f:id:ikahonokaho:20160919234424p:plain

長期間の平均を取っている方が、なだらかな曲線になるという性質は(当たり前ですが)日単位でも時間単位でも変わらないですね。

移動平均線の使い方

移動平均線の傾きはトレンドそのもの

トレンドラインからFX市場のトレンドを分析する方法をご紹介しましたが、移動平均線の傾きはトレンドそのものです。

過去の値の平均値をずらしながらつなぎ合わせたものなので、それがトレンドを示すことは分かり易いかと思います。

ただ、傾きからトレンドを見るって使い方だけでは、移動平均線を活用したことにはなりません。

トレンドを見るのならトレンドラインなどより使いやすいものがたくさんあります。

 

 

移動平均線と現在価格の関係

大昔からあるチャート分析にダウ理論というものがありますが、このダウ理論で良く用いられるのが、移動平均線と現在値の関係です。

これは、チャート分析のなかでももっとも重要なものだと考えています。

移動平均線が示すもの

その理由を知るには移動平均線が過去の投資家の保有コストを(近似的に)示してることを理解する必要があります。

ドル円の5日移動平均線なら、この5日間でドル円のポジションを取った投資家の保有コストの平均値になります。

 

短期的トレードで用いられる25分平均線なら、この25分にポジションを取った投資家の平均コストですね。

 

移動平均線より現値が下にある時

移動平均線よりも現在のレートが下にある時は、端的に下落トレンドにあると考えられます。

f:id:ikahonokaho:20160919235955p:plain

ドル円の5時間移動平均線を例にしますが、過去5時間のうちポジションを取った人のコストを現在のレートが下回って推移しています。

こうした状況では、ショートサイド(売り方)は常に含み益、反対にロングサイド(買い方)は常に含み損の状況にあります。心理的に余裕がある売り方に対して、ロスカット(損切り)を意識しながらプレイしないといけない買い方はつらい展開ですね。

こうした場合は、一定程度トレンドに沿った値動きが継続しやすいものです。

 

この移動平均線と現値の関係は、ダウ理論ではさらに以下のパターンに細分化されます。

移動平均線の傾きが上向きのとき、現値が上にある

移動平均線の傾きが上向きのとき、現値が下にある

移動平均線の傾きが下向きのとき、現値が上にある

移動平均線の傾きが下向きのとき、現値が下にある

ただ、細かい話になるし、チャートをあまりこねくり回しても良いことないのでここでは説明しません。

移動平均線より現値が上にある時

冗長になるのでこちらは例示しませんが、移動平均線より現値が上にあれば上昇トレンドにあると判断できます。上の例の反対なのでご理解いただけるかと思います。

 

 

移動平均線かい離率

移動平均線より現値が下にあれば下落トレンド、上にあれば上昇トレンドと説明しました。

ただ、トレンドが下なら、どこまでも下落するかと言ったら当然そうではありません。むしろ、行き過ぎた相場は判定する可能性も高くなるでしょう。

 

現在の価格が移動平均線から大きくかい離してしまったら、それは危険信号の一つです。

過去の値動きの平均である移動平均線から大きくかい離する値動きは、行き過ぎた値動きである可能性もあるからです。

どの程度のかい離率で価格が反発するかは、対象とする通貨ペア、その時のFX市場のボラティリティ、価格変動のきっかけとなった出来事(大きなニュースがきっかけなら移動平均線とのかい離は正当化される)などによるので一概には言えません。

25日移動平均線とのかい離率3%などが良く目安とされますが、ケースバイケースなので機械的に覚えこむより、経験から使い方を少しづつ学んでいくのが良いと思います。(株式投資の場合は30%が目安になるなど対象資産で全く異なるので、固定的な考え方は非常に危険。投資全般に言えることかもしれませんが)

 

二つの移動平均線から分析する

移動平均を用いた分析で最も有名なのが、これからご紹介する2つの移動平均線を用いた分析です。

ゴールデンクロスやデットクロスの名前を聞いたことがある人は多いでしょう。

ドル円の5日移動平均線と25日移動平均線を引いたチャートを例にします。

f:id:ikahonokaho:20160920002716p:plain

上昇トレンドを示すゴールデンクロス

ゴールデンクロスとは、上のチャートの赤い楕円の個所を指します、

短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に突き抜けていますね。

これは足元の勢いが強いことを示唆しており、上昇トレンドとみなされます。

下落トレンドを示すデットクロス

青の楕円で示した箇所がデットクロスです。

ゴールデンクロスとは反対に、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に突き抜けています。下落の勢いが強いことが見て取れるので、下落トレンドとされています。

なぜ、移動平均線の交差を利用するか

紹介しておいて変な話なのですが、わたしはあまりこのゴールデンクロスとかデットクロスは好きではありません。

現値と移動平均線の関係から判断する方がはるかに好きです。

それは、ちょっとこの移動平均線が交差するってことが示す事象にトレンドとの論理的なつながりが弱いように感じるからです。

無理やり説明するなら、(ゴールデンクロスの場合)短期の保有コストが長期の保有コストを上回れば・・・などいろいろ理由はつけられますが、(個人の感覚ですが)納得感は低めです。

 

ただ、移動平均同士を用いることで、より慎重な判断が出来、だまし(テクニカル上サインが出ていても、市場がその通りに動かないこと)にあう可能性は下げているとはいえそうです。

 

また、冒頭に説明したとおり、多くの人が意識しているものには一定の価値があるので、知っておいて損はないかと思います。

コンビニATMの有料化が広がる、その意外な背景は?(銀行株)

コンビニATMの有料化を発表する銀行が続々

●三菱東京UFJ 銀行は12 月20 日から、自行ATM の稼働時間を延長するとともにコンビニATM 手数料を一部有料化

●足利銀行 2013年10 月からコンビニATM を有料化し、自行ATM の無料化を拡大

●常陽銀行 2013年11 月からコンビニATM を一部有料化

 

地銀がセブン銀行などコンビニATM 運営会社に支払う手数料を見直す動きが目立つ、との報道があります(9月9 日付の週刊金融財政事情)

 

続きを読む

トレンドラインで為替のトレンドを見極める

トレンドラインでトレンド分析

FX市場は他の金融市場と比べてトレンドが発生しやすい市場と言われます。

トレンドとは何かということを掘り下げると長くなるので、(上昇にせよ下落にせよ)一定方向の値動きが継続することを、ここではトレンドと呼ぶことにします。

なぜ、FX市場でトレンドが発生しやすいかと言えば、為替には明確なファンダメンタルズ(経済的価値)を定めることが難しい、という事情があると言われてます。

ドル円のレートが100円が良いのか、102円が良いのか、という問題に答えることは、とても難しいのです。為替レートの決定理論などもあることはあるのですが、あまり現実の市場を説明するに足るものにはなっていません。

そのため、ここまで下がれば割安だから逆張りをしてみよう、というようなトレンドに逆らう取引はやりにくいものがあります。

 

だから、為替市場では、一定の方向感に沿った取引、トレンドフォロー的な取引が一般的になります。

 

ということは、トレンドを分析することは為替市場の基本の一つと考えて良いでしょう。

そのトレンドを分析するにあたって便利な道具であるトレンドラインのについて説明します。

 

トレンドラインとは

トレンドラインとは安値同士を結んだサポートライン(下値支持線)と高値同士を結んだレジスタンスライン(上値抵抗線)によってできています。

言葉だけだと難しいので、チャートにします。

トレンドライン

(DMMFXのチャート機能を少し加工したものです)

ドル円のチャートを例に使っています。

青色の線がサポートライン(下値抵抗線)、赤色の線がレジスタンスライン(上値抵抗線)になります。

 

なぜトレンドラインは有効なのか

こうしたサポートラインレジスタンスラインは、為替市場関係者はよく見ています。

そのため「サポートラインが100円にある」となれば、とりあえず買いたい人は100円を目安に買いに来るわけです。

このように多くの人が注目する指標が効力を持ちやすいのがテクニカル分析の常ですが、トレンドラインは最もよく使われるテクニカル指標の一つであるため、当然その有効性も高くなります。

 

トレンドライン利用方法

局面ごとのサポートラインとレジスタンスラインの重要性

トレンドラインには以下の2種類があるとご説明しました。

・サポートライン

・レジスタンスライン

この両者の重要性は局面ごとに異なります。

 

一般的に、上昇トレンドではレジスタンスライン(上値抵抗線)が、下落トレンドではサポートライン(下値抵抗線)が重要と言われます。

 

上に載せたドル円のチャートでは、下落トレンドになっているので青色のサポートラインが重要ってことですね。

 

トレンドが変わる場合の見分け方

トレンドが変わる場合

カナダドル円チャートを例に使います。

2016年1月から(原油価格の回復などで)緩やかな上昇トレンドが続いていました。

その期間、青色のサポートラインが形成されていたわけですが、そのサポートラインを割り込んだのち下落トレンドになり新たに赤色のレジスタンスラインが形成されています。

このように、上昇トレンドの場合、サポートラインを割り込むと上昇トレンドが終了した可能性が高いと判断されます。

 

なお、下落トレンドの場合には、レジスタンスライン(上値抵抗線)を突き抜けた場合が、下落トレンド終了の目安になります。

 

サポートラインを割り込むことが重要な理由

なぜ、(上昇トレンド終了の目安として)サポートラインが重要なのでしょうか。

それは投資家のストップロスという行動が影響しています。

為替投資家は通常、売買を行ったとき思惑と反対に相場が動いてしまった場合に備えて損切りラインを設定し、そのレートまで為替が達したら自動的にポジションを閉じる注文(ストップロス)を設定します。

ストップロスなので、これ以上損失が広がらない(ロスをストップさせる)注文っていう意味ですね。

 

投資家が、上昇トレンドに乗るために買い持ちのポジションを取っていたとします。

その場合、ストップロスをどの水準レートに設定するでしょうか。

 

その際に参考にされるのがサポートラインです。

サポートラインは、通常この水準で相場がサポートされるラインです。

ということは、この水準までは下がりうるので、その上にストップロスを設定しては、無駄な損切りを行う羽目になりそうです。

そのため、通常サポートされるサポートラインの少し下にストップロスを設定するのが普通です。

そうすれば、ロスカットを防ぎながら、万が一の時の損失も限定しつつ上昇トレンドに乗ることが出来るようになります。

 

ストップロスがサポートラインの下部に集中

青色のサポートラインの下に黄色の点で示したストップロスの注文が並んでいるイメージです。

 

みんながこのストップロスの注文を入れることでどうなるかというと、サポートラインを割り込んだ際に、連鎖的にストップロスの注文がヒットして、売りが続くことがあります。いわるい売りが売りを呼ぶ展開、などと表現される現象ですね。

こうなると、再度上昇トレンドに回帰するのは難しく、通常は一旦下落トレンド追求することになります。

 

こういった、トレンドラインを信じる人たちの行動が、トレンドラインをより強固なものにしている面があるわけですね。

FRB議長発言がハト派的と解釈されるとき為替市場はどう動くのか(2013念11月の事例)

FRB議長がハト派的スタンスを示した際の為替市場の反応

2013年11月の、イエレン氏の議会証言は米景気に慎重な見方を強調しており、為替市場から極めてハト派的と受け止められました。

それを受け、金融緩和の継続を予想したドル売りが続くことになり、日本は円高に苦しむことになりました。

しかし、ブラジルなどの新興国では、一旦は米金利引き締め懸念から停会していたものの、世界の緩和的な金融環境がまだ続くとして、回復傾向に転じることになります。

このように、イエレン議長の発言は、為替市場の教科書通りの展開につながることになります。

他の金融市場はどうなったのか

株式市場

金融緩和の長期化は単純に株式にはプラス。発言があった当日のNYダウは85ドル高となりました。NY地区連銀製造業景況感指数が▲2.2とエコノミスト予想の+5から大幅に下回っていたにもかかわらず、悪い経済指標を吹き飛ばしてしまいました。

足元の経済指標より、より大きな金融政策の方向性の方が大事なわけで、テーパリングが遠のいたことをより好感した形です。

債券市場

債券市場は、緩和終了になったとき最も影響を受ける市場です。FEDは大量の債券を購入していたのに、その買い手がいきなり居なくなってしまうわけですから。

そうした懸念が遠のいたため、債券市場はポジティブに反応し、金利は低下し債券価格は上昇することになりました。

異なる解釈とストラテジスト予想への教訓

ただ、イエレン氏の証言をハト派と解釈することへの異論も出ており、いろいろな見方につながりました。

コラム:イエレン氏証言はドル100円台定着を意味せず=池田雄之輔氏 | Reuters

 

しかし、結果から言うとこの池田氏の意見は的外れに終わります。

FEBはその後も、金融緩和の終了には慎重なスタンスを継続し、実際に引き締め局面に移行するのは2015年になってからになります。

 

野村證券のストラテジストは、円安予想をしたがるので、割り引いて見るべきって教訓にもつながりました。

米国の金融引き締めはドル高円安につながります。

反対に、当時イエレン議長が示した緩和継続スタンスはドル安円高につながるので、予想したくない方向性になります。

そのため、ひねくれた解釈をして、イエレン議長はタカ派ってことにしたかったって面は見え隠れしますね。

まあ、もともと円安予想をしていた人が、その予想に固執して、新たな材料に対してゆがんだ解釈を行うっていうのは、ありがちな話ですので、単純にプライドの問題だったのかも知れません。


為替市場の入門者向けのFX記事をまとめ

入門者向けのFX記事まとめ

以前、わたしの記事の中で円相場の特徴をまとめたものを集めて、まとめ記事を作りました。このときは、円相場にフォーカスしてたので、多少知識のある人向けに書いた記事を中心にまとめました。

 

今回は、かなり基礎的な「為替とは」「円高・円安ってどうなの?」みたいなところから書いた記事をまとめます。FXやらない人も読んでみてもらえたら、為替市場にかかわる教養的な知識が身につくと思います。

FXとはそもそも何か? 

FXとは、そもそも何かってことに関して解説しています。

流し読んでいただければFX知識のベースになる基礎が身につくと思います、FX入門者に最もおすすめの記事です。

為替市場は投機的な部分もある金融市場ですが、もともとは異なる通貨を使う人たちが物品のやり取りを可能にするように作られた仕組みです。そのため、非常に実体経済に近い市場とも言えます。

実際に、為替取引の中心を担う銀行の主要なお客さんは、(金融機関、投資家はもちろんのこと)輸出企業や輸入企業です。

日本企業にお勤めの方で、輸出も輸入もしていない会社で働いている方は少ないと思います。ほとんどすべての人が(間接的にせよ)関わっている為替市場は、実は最も身近な金融市場なんですよね。

 

円高・円安の意味とメリット・デメリット

円安・円高ってそもそもこんな意味って説明です。ただ、それだけだと教科書的になってしまうので、小さいころ、「1ドル100円が90円になるのが円高って、数字が小さくなるのになんで高いんだろ」って違和感を覚えた記憶を思い出しながら書きました。

大人になって知識がついてから考えてみると、高い・安いの起点が、為替レートの表示方法と逆だったから違和感を持ちやすい表現なんですよね(詳しくは記事を見てください)。

そこで、基準に円安・円高の意味を説明したらこうなるだろうってことを書いてみました。

 

 

こちらは、わたしが考える円高・円安のメリットとデメリットをまとめた記事です。こうゆう記事って絶対ヒットしないのだけど、買い手みたいネタだったので書きました(この記事に限らず今回まとめるような基礎知識系は拡散しにくい気がする)。

この円高・円安論争は信念と信念の戦いみたいになって炎上することを恐れていましたが、なるべく客観的に書こうっていう思いが通じたのか炎上案件にもなりませんでした。

幸運にも大手個人ニュースサイト(まなめはうすさん、かーずSPさん)に掲載していただけたので、結構読んでもらえました。ありがたや。

 

為替市場で銀行が果たす役割について

為替市場はインターバンクっていう銀行間の取引が中核をなしているってことを説明した記事です。

為替には実は内国為替っていう概念があってこれがわかれば、自然に為替とはっていうのが分かりますよっていう記事です。上の方で、企業はすべて為替にかかわっているって説明しましたが、実は消費者として暮らしているだけでも、為替取引を行っているのです。

「為替」は身近なのです。

 

為替レートにも様々な種類があるってことを説明した記事です。ニュースで報じられる為替が、どこでどのようにして決まった為替レートなのかってことがわかると思います。

よく聞く(ドル円の)仲値、TTMの意味なども説明しています。

 

 

為替レートは1ドル100.10円-100.15円みたいに幅で表示されますが、その原因が為替市場の価格形成の方法から来ているのだよって説明をしました。

また、為替レートの幅であるスプレッドが広がるときは、為替市場がどんな心理状態にあるのかを説明しています。表示されている為替レートには実はいろいろな背景があるんですよね。

 

金利が為替レートに与える影響

わたしたちが見ている為替レートって実は2日後の価格なんですよってことを説明した記事です。

為替取引には先物と直物があるのですが、その違いなどを説明しています。

為替レートは金利と密接な関係にあるので、為替を受け取る日によって金利がレートを調整してしまうってことがわかるかと思います。

 

1つ上の記事で、受け渡し日が為替レートに与える影響を理解してもらえたら、この記事の輸出入企業がどのように為替ヘッジをしているかも理解しやすいかと思います。

実需取引は、投機取引と比べてFX市場での存在感は薄いのですが、一方方向の取引なので長期的には為替のトレンドを決める存在です。 

外貨預金とFXの比較

これは結構時間をかけて書いた記事で、個人的には頑張ったんだったんだけど、あまり拡散しなかった・・・

FX取引の金融取引としての本質が、外貨預金と比較することによってよくわかると思います。

外貨預金とレバレッジ1倍FXの比較問題って議論になりやすいと思うけど、その考え方を整理しています。包括的に経済効果を比較しているので、これが外貨預金とFXの違いの決定版と思っていただいてよいと思います。

 

FXのスワップ金利と外債の金利の違い

FXのスワップ金利って外債の金利と何が違うのってことを書きました。これも、ずっと書きたかったネタ。

長期金利と短期金利の違いという運用資産としての根本的な違いを説明しています。

 

FX口座の比較のポイント 

FXを始めるならどういったポイントに注意してFX業者を選べばいいか説明しました。スプレッド、スワップポイント、旅行につかう外貨の入手などの観点からおすすめのFX口座を選んでいます。

 

以上です。