今日は日経平均先物に大口の買いが乱れ飛ぶ一日でした。
株式市場見てた方はわかるかもしれませんが、9時20分台からのマーケットの急上昇は、1,121枚(現物換算価格160億円相当)もの先物買いが市場外で行われたことがきっかけと思われます。
その後も、11時1分台の1,325枚の大口注文など、取引時間内にもかかわらず大口注文が観測される日でした。
こういった市場外での大口注文で約定する場合、その背景にはインデックスファンドもしくはETFへの大口の資金流入が隠れている可能性があります。
というのも、100億円規模の資金をインデックス(この場合は日経平均株価)ファンドに投じようとする機関投資家がいた場合、まずその資金を投信会社に預け入れます。
投信会社はその資金を用いて、インデックスの構成比に沿った銘柄を購入していってファンドを組成するわけですが、大口注文の場合はそんな悠長なことはできません。
インデックスの中には流動性に乏しい銘柄も含まれているため、大口注文を受けた場合、性急にポートフォリオを作りに行ってしまうと、自らの買いで価格を押し上げて(マーケットインパクトがかかって)不利な値段で株を買わなければならなくなってしまいます。
そうならないように、まず、流動性の高い先物を買っておいて、後に現物株式と交換するEFPと呼ばれる取引を行います。
そのため、市場外の取引なんて先物の板を買っていくわけじゃないんだから、マーケットの動向に無関係では?
な~ってことはありません。その後ろには大口の資金流入が控えている(可能性がある)のですから。
本当はチャートも付けたかったのですが、ブログに利用できる日中足チャートがあるかわかりませんでしたのでさっくり書きました。
更新記録つづけたいよ。。。