ソニー・コンピュータエンタテインメントが「SCEJA Press Conference 2013」にて9月9日に新型ゲーム機PlayStation4(PS4)の発売を発表しました。
国内発売日は2014年2月22日、価格は39,980円(税別)。
価格は従来予想されていた通りでしたが、発売日は主要市場である欧米各国(2013年11月)に比べ遅くなっています。
なぜ、欧米市場を優先?
原因は、日本市場向けのタイトル不足、とされていますが、一部の株式市場関係者では違った見方が出ています。
それは、海外市場では予約が200万台を超えるなど好調な海外市場に在庫を多く回すため、というもの。
マルチプラットフォーム化により、在庫切れは致命傷
欧米市場では、2013年11 月22 日(国内は2014年)マイクロソフトのXbox Oneが発売予定で、PS4との競争が激化すると予想されます。
現在は、多くの有力ソフトがPS4、Xbox One双方のプラットフォームで発売されるるマルチプラットフォーム化が進んでいます。そのため、消費者は、遊びたいゲームがあれば、ハード(ゲーム機)は何でもよい、といった状況です。そのため、在庫切れを犯せば、消費者はそのゲーム機を買うことはありません。
ソニーの戦略は、こうした状況に備えた、激戦の欧州市場に戦略を集中させた、在庫集中投入戦略ではないか?、というのは、あながちうがった見方とは言えないでしょう。
なお、今回「PSVITA TV」が突然発表されました。テレビに接続するセットトップボックスで、機能などは大きく違うものの、Apple TVを意識した商品とも取れます。
エクスペリアシリーズの伸長など、平井社長に代わってから、徐々に商品力を取り戻しつつあるように見えるソニー。日本の代表企業として頑張っていただきたいです。
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