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豪中銀と日銀の金融政策まとめとFOMCプレビュー



豪中銀議事録まとめ

オーストラリアの現況は、景気が弱いから金利を下げたい、でも住宅市場がバブっているから利下げで火に油を注ぎたくない(利下げでさらに住宅市場に資金がまわることを警戒)って状態。そして政策当局は通貨価値を下げたいと意思を明確化している。

そんな中で発表された、RBA議事録では利下げの可能性が示されることになった。

以下、議事録のポイント
・一段の政策緩和が適切となる可能性がある
・商品安の中で豪ドルは依然ファンダメンタルな価値上回る
・豪ドル安は均衡取れた経済成長の実現に寄与へ
・2月の利下げを受けて調整期間設けるのが良いと判断

とりあえず様子を見るが、大幅な豪ドル高を許容する気はなさそうです。

日銀の政策発表まとめ

日銀は事前予想通り金融政策を据え置き。ポイントは、
・マネタリーベースを年80兆円増加させる方針を維持
・金融政策の現状維持は8対1の賛成多数、反対は木内委員
・リスクは新興・資源国、欧州債務や低インフレ、米回復ペース
・木内委員が2%物価目標の修正提案するも1対8で否決
・足元景気「基調的には緩やかな回復を続けている」-判断維持
・消費者物価の前年比は当面ゼロ%程度で推移

日銀黒田総裁の発言は以下
・今のところ物価の基調に変化見られない
・エネルギーの動向によって若干のマイナスになる可能性も排除せず

FOMCミーティングはドル高への言及があるか

大注目の3月19日夜中3時(日本時間)に発表されるFOMCは、声明文から「忍耐強く」という文言を削除されるとみられている。そしてFRBは、金融政策から緩和バイアスを弱めて、今後は経済指標に応じて調整するってことになりそう。

今後の利上げの最短シナリオは、6月17日のFOMC会合での実施。
FRBが、声明の中の「忍耐強く」という文言の削除した場合、これまでの株式市場の展開をみるとネガティブな影響を受けると思われる。弱い経済市場を利下げの延期って解釈して株価上昇につなげる展開が続いており、マーケットは脆弱性を抱えている印象。

ただし、文言の削除は直ちに利上げを意味しないってことは強調するはずだから、彼らのコミュニュケーション能力をもってすれば、なんとなく市場を保たせちゃうってこともあるかも。

 

もう一つの注目点はドル高への言及。

これまでは、自分たちが金融緩和の出口に向かう代償としてのドル高は許容するってスタンスだったように見えていた。しかし、最近はドル高に伴う経済指標の悪化も目立ち始めており、さすがに米国がドル高を許容することで世界経済を支えるって構図は限界が近いと見られている。

これに牽制を入れるような発言があれば、ドル1強って流れが少し変わってくるかも。この辺注目して、明日の3時に備えたいと思いますw