FX-金融政策・財政政策
イールドカーブコントロールを導入 日銀は、黒田総裁の就任以降、金融緩和の強化(クレジット、エクイティリスクを取るなど質的緩和も含む)してきました。 しかし、2016年9月会合で打ち出した緩和策は、10年国債の金利をゼロ近傍にするというもので、イール…
ドル高は日本にとってはポジティブな要素が多い ドル高は円安とセットで発生しやすいため、日本にとってはポジティブに語られることが多いと思います。円安ドル高によって、円貨建ての資産の価値は減るわけですが、日本の生産コストが下がることによるメリッ…
FRB議長がハト派的スタンスを示した際の為替市場の反応 2013年11月の、イエレン氏の議会証言は米景気に慎重な見方を強調しており、為替市場から極めてハト派的と受け止められました。 それを受け、金融緩和の継続を予想したドル売りが続くことになり、日本は…
為替市場を読むための中央銀行に対する理解 FXをするためには中央銀行の政策に対する理解が何よりも重要です。 特に中央銀行の政策金利の上げ下げが何に基づいて決定されているかを知ることが出来れば、中央銀行の手の内がある程度理解できます。 日銀やFRB…
QE3は予定通り終了 2013年12月に発表され、2014年1月から開始されたQE3(量的緩和第3弾)の終了をFedがついに決定しました。といっても2014年1月からはテーパリング(量的緩和の巻き戻し)に入っておりこの10月末での終了はほぼ既定路線。しかし直近の弱い経…
金融政策への期待値 アメリカの金利引き上げに注目が集まる環境が続いていますね。いつかは、それもそう遠くないうちに引き上げに向かうことはみんなわかっているものの、それがいつなのか、どういった方法をとるのか(最近一部から示唆されている中銀のバラ…
アメリカは財政問題でもめているわけですが、当面の状況が落ち着いてきましたのでメモ書きを。 予算案は大丈夫 まず、2014年9月までを会計単位とする包括的歳出法案が1月15日に下院(賛成359、反対67)、16日には上院(賛成72、反対26)を通過しました。あと…
世界の中央銀行総裁のなかでも、アメリカFRB議長の存在感は別格です。その中でも、特に存在感があった巨匠グリーンスパン元FRB議長の名言をまとめました(名言ありすぎるので結構もれはあると思います)。 根拠なき熱狂 一番有名。1996年12月に行ったスピー…
アメリカの金融政策を判断するにはFOMCを見ろ アメリカの金融政策はFX市場の動向だけでなく、日本を含む世界の株式市場にも大きな影響を与えます。最近では、テーパリング(金融緩和縮小)の開始が決まって以降のドルの上昇、新興国通貨・株式の下落は記憶に…
12月のFOMCで米国の金融緩和縮小が決まった。 米国の景気回復がさまざまな経済指標から裏付けられている以上、どこかのタイミングでテーパリング開始は避けられない状態だったものの、マーケットの大筋の見方よりはだいぶ早いタイミングで決行される印象だ。…
展望レポートとは日本銀行が発行する以下のようなものなのですが 日本銀行は、4月および10月の政策委員会・金融政策決定会合において、先行きの経済・物価見通しや上振れ・下振れ要因を詳しく点検し、そのもとでの金融政策運営の考え方を整理した「経済・物…
米国の堅調な経済指標を背景に、金融緩和縮小(テーパリング)開始の議論が再度熱を帯びています。 テーパリングの先には、金融引き締め(金利の引き上げ等)が控えています。過去米国の金融引き締め時を振り返ると、中南米では危機が頻発していました。 198…
米国の金融政策(量的緩和の縮小) 米国は2008年のリーマンショック以降、米国債、住宅債権証券化商品の大量購入などを通じて、金融市場に大量の資金を供給し、自国(と世界)の株式、債券市場を支えてきました。 しかし、景気回復が明らかになるにつれ、徐…