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QE3はついに終了。予想以上にタカ派的な内容でドル高、株安の反応



QE3は予定通り終了

2013年12月に発表され、2014年1月から開始されたQE3(量的緩和第3弾)の終了をFedがついに決定しました。といっても2014年1月からはテーパリング(量的緩和の巻き戻し)に入っておりこの10月末での終了はほぼ既定路線。しかし直近の弱い経済指標から一部ではハト派的な期待もでていたため、素直にドル高株安の反応になっています(夜3時時点)。ドル買いのポジションが軽くなっているので、買いやすいのでは、との話も。

金利は一番大きく反応していて米10年金利は2.28%付近から2.36%手前まで大きく上昇。

労働市場のたるみ縮小を指摘

労働市場のたるみという文言は、米失業率が回復する中で、長期失業の問題や労働市場からの退出者の増加など、回復の質の悪さを指摘した文言でした。

それが本日のFOMC声明文にて「労働市場のたるみは穏やかに縮小しつつある」として、ある種の撤回に近い認識の修正が図られています。最近導入されたばかりの文言であることを考えると、かなりタカ派との解釈が広がっています。

また、今後QEを実施する可能性について触れていないことにも意外感が広がっています。状況が悪ければ再度QE実施、というのは金融市場のボラティリティの増加を抑えるための常套手段ですので。

 

FOMC声明文を一部抜粋

The Committee sees the risks to the outlook for economic activity and the labor market as nearly balanced. Although inflation in the near term will likely be held down by lower energy prices and other factors, the Committee judges that the likelihood of inflation running persistently below 2 percent has diminished somewhat since early this year.

 

インフレ率にについても、先行き継続的にターゲットである2%を下回る可能性は薄まりつつあるとの指摘を行っています。

あと、コチャラコタ総裁は反対票を投じています。

なんとなく、総じてボラティリティ高まりそうな内容ですね。