オリンピックの東京開催が決まりました。
五輪にそこまで興味があったわけではないのですが、実際に決まると喜びが湧き出てきました。
日本(東京)が評価されたってことが、一番うれしいですね。
ということで、オリンピックの開催が、建設セクターに与える影響についてまとめて、記事にしてみました。
プラスの効果は、老朽化インフラ対策、新たなインフラ建設が推進されることです。
公共事業による経済活性も狙いつつ、国土強靭化政策に基づいて(高速)道路、橋梁、トンネル、港湾、空港、オフィスビルなどあらゆる建設構造物の耐震化・免震化工事が進められることになるでしょう。
また、東京圏を中心にホテル、店舗、オフィスビルなどの建替えが進むもみられます。また、大型建築物には地盤改良工事が必須になります。
特に空港ターミナル、駅周辺の開発にも力が入るでしょう。
一方でマイナス効果もあります。
最大のマイナスは、設労務不足の一段の深刻化、建設労務単価上昇によるコストアップです。労働力人口が減少する日本では思いのほか影響が大きいかもしれません。
これを移民受け入れに結び付ければ、経済全体には大きなプラスですが・・・
また、セメントなどの建設資材需要の増加も予想されるために原材料高によるコスト増も想定されます。
こうしたコスト上昇は、オフィス賃料やマンション販売価格への転換を通じて、経済全体に波及する懸念もあります。
でも、まあ、総じてプラスの影響が大きいと思います。やはり大抵の場合、需要増加はコストプッシュに勝るものです。
2013/9/9の株価の業種別、前営業日比騰落率ランキングも
1 不動産業 +5.29%
2 倉庫・運輸関連 +4.42%
3 建設業 +4.49%
となっています。
不動産、倉庫(土地持ち)といかにもな業種の後に、しっかり3位に入ってますね。
これを気に構造不況業種の建設業にも光が当たってほしいものです