FX
歴史的為替変動 2015年1月にスイスフランショックと呼ばれるFX市場史に残る大変動があった。 そのスイスフランショックの発生要因をまとめる。 きっかけはスイス国立銀行(スイスの中央銀行)が発表した対ユーロ市場の介入の停止発表。 今回はスイスフランの…
英国の国民投票がEU離脱を支持 英国のEU離脱を問う国民投票が実施され、EU離脱(brexit)が支持されることになりました。 投票当日まで残留派が優勢と伝えられていたため、金融市場は予想を裏切られて、大きく反応しました。 ポンド円は前年の190円超の水準か…
マージンコールとは? FX業者の安全策 FX取引は証拠金取引であるため、入金したお金(元本)以上のお金をかけることが出来ます。そうなると、当然元本が大きく傷んでしまう可能性が高くなります。 極端な場合は、元本がマイナスになる、なんてこともあり得る…
為替市場は逆張りが良いのか?それとも順張りか? 為替は、株式のような金融資産と比べて本質的な価値が分かりにくいものです。ドル円だとしたら、ドルと円の交換比率によって決まるわけですが、どのような交換比率が最もドルと円の本質的な価値を反映してい…
中央銀行は為替市場へ絶大な影響力を持つ 為替市場は二つの通貨の金利差から大きな影響を受けていることを以前説明しました。 国や通貨圏(ユーロ)などはそれぞれ、中央銀行を持っており、その国の金利を決めています。 金利差が為替に大きな影響を与えてお…
内外金利差とは日本と海外の金利差 「アメリカの政策金利引き上げで円安ドル高になった」というようなニュースがよく流れると思います。これは何を意味するのでしょうか? 「アメリカの金利引き上げ」と「円安ドル高」にどんな関係があるのかを説明します。 …
システムトレードにおいて考えるべきこと わたしはシステムトレードはほとんど使っていなくて、アルゴリズム的な考え方はリスク管理のために一部利用しているだけです。ただ、理論は面白くて数学的にもあまり難しくないので結構好き。 マネーレポートさんがM…
ドルが政治的な対立に対してどう反応するか ドルは覇権国通貨であり、世界的な政治的対立から自由にはなれません。 「政治的対立」は、ワシントン・コンフリクトなどと呼ばれます。 これには二国間の貿易摩擦および、債務上限や政府機関の閉鎖等の財政関連の…
FXをやるなら覚えておきたい通貨ごとの特徴をFX初心者向けにまとめた記事です。 日本人が為替取引や投資信託を通じて投資している豪ドルからユーロなどのメージャー通貨までまとめています。
サウジアラビア・リアルについて サウジアラビア・リアルは管理された通貨です。その管理とはドルに連動させるドルペッグという制度を取っていることです。 このドルペッグは、発展途上国が自国通貨を安定的に保つために特に好まれている制度ですが、同時に…
NZドルの為替市場における特徴 高金利通貨 NZドルは高金利通貨です。成長力があり内需が強いことに加えて、同じオセアニアに高金利のオーストラリアがあるため、資本を呼び込むために高金利政策を採りやすい傾向があります。 高金利なため、NZドル建ての外債…
豪ドルの特徴を総まとめ 日本人投資家がFXで真っ先に買いたい通貨といえば豪ドルです。 豪ドルがなぜ個人投資家に人気化といえば、高金利でスワップ金利が高いためです。 保有しているだけでチャリンチャリンと金利を得られる魅力は大きいのです。実は個人投…
英ポンドについてのまとめ イギリスの通貨ポンドについてまとめます。 イギリス経済の特徴、ポンドの通貨取引における位置づけ、英中銀(BoE)の為替政策への関わり方などと観点からまとめます。 英ポンドについてのまとめ イギリス経済 製造業 資源・エネル…
スウェーデン・クローネの特徴の特徴についてまとめ スウェーデンの通貨クローネについてまとめます。スウェーデン経済、通貨の特徴、中央銀行の為替への関わり方って構成でまとめていきます。 スウェーデン経済 スウェーデンの人口は1,000万人弱と小国が多…
ノルウェークローネについてのまとめ 為替でノルウェークローネに投資したいときに役立つ特徴などをまとめます。 ノルウェークローネについてのまとめ ノルウェー経済 原油価格と関連性が深いノルウェー・クローネ ノルウェーの金融政策の決定方法 国富ファ…
ユーロの為替市場における位置づけ 目次 ユーロの為替市場における位置づけ ユーロは貿易に広く用いられている ユーロは外貨準備として保有対象としても人気 ユーロの金融政策を誰が決めるのか ECBが政策決定 ECBの構造と欧州中央銀行制度 ECBの金融政策の目…
スイスフランの特徴 スイスは特徴的な国です。 主要な産業はオメガやロレックスなどの時計ブランドが有名な精密機械産業。また、スイス銀行との総称(スイス銀行という銀行があるわけではない)で有名な小規模なプライベートバンクに加えて、UBS、クレディス…
カナダドル円の特徴 カナダドルは金利は低いものの、先進国としての金融市場の透明の高さや以下に述べる独自性によってFXや外貨投資において投資価値のある通貨になっています。 カナダの独自性 ・カナダは米国の隣にあり活発な貿易関係にあることから、カナ…
日本の金融政策の決定方法 以前こんな記事を書きまして米国の金融政策についてまとめました。 米国の金融政策は注目だが高くてもちろん世界中で最も重要な意思決定の一つなわけですが、日本の中央銀行である日本銀行(BOJ)の意思決定も重要です。 日銀は、…
為替には月内の特徴的な値動きがある 為替は海外との輸出入取引に伴って必要になるものです。輸出入に取引に合わせて、為替取引が発生するって意味なので、輸出入取引の特徴が為替市場の特徴にも通じるものとなります。 以前、FX市場の時間別特徴について書…
企業が為替リスクをヘッジする必要性 FX市場は実体経済と関連が強い 為替(FX)市場はもちろん金融市場ではあるのですが、実体経済との関連性が非常に強い市場でもあります。 輸出企業は海外に桃生売った代金として外貨(ドル)を得るので、それを円に換えな…
FX市場は24時間開いている FX(為替)市場は土日を除き24時間続いています。 これは株式市場にはない特徴なのですが、世界中のお金を外貨に換えたいってニーズを、世界中の銀行が満たしていることからこういった形になっています。 為替市場は銀行間(インタ…
為替レートの表示法 為替レートは通常、1ドル100円10銭ー15銭のように幅で表現されています。 これってなぜですかってことを説明したいと思います。最近書いている為替の超基礎シリーズです。 為替の取引はインターバンク市場と呼ばれる銀行同士が集まって取…
受け渡し日が為替価格に与える影響 為替って通貨同士の交換比率なわけですが、その交換比率で実際に為替を売買する(売買する契約をする)って行為は、金融商品としての性質を持ちます。 金融商品には、そのモノを買う(と約束した日)である約定日と実際に…
為替レートは2種類に大別できる 為替とは、株のように取り引きが集中する取引所があるわけではありません。相対での取引が原則(くりっく360のような取引所もあるが例外的存在)ですので、為替レートといっても複数の種類があります。 大別すると、銀行間の…
円高・円安のメリット・デメリット 円高・円安とはってタイトルにしているので、円高・円安のどちらがいいかってよく論争になっている観点からもまとめておきます。 これってもう立場によって違うとしか言いようがないですよね。 円高で苦しい人は生産者 よ…
円高・円安の意味 為替市場に関する最初の関門って円安と円高の意味ではないでしょうか? 通常、1ドル110円が1ドル100円になるのって円高なわけですが、わたしは子供のころこの関係が全く逆に思えて、親に質問したことが思い出されます。 110円が100円になる…
外債の金利とスワップポイントの違い FXで高金利通貨を買うことで、スワップポイントと呼ばれる金利収入を得ることが出来ます。これは、海外の高金利を享受しているということであり、海外の債券に投資して金利を得ていることに近い意味を持ちます。 ただ、…
外債投資がFX市場に与える影響 最近、日本の低金利から機関投資家が外債投資を増やすというニュースが増えています。この外債投資がFX(為替)市場に与える影響についてですが、単純に影響ありともなしとも言い難いものがあります。 というのは、外債投資と…
為替はみんなが利用している 為替取引といえば、一部の海外と取引している人だけが利用しているってイメージがあるかも知れません。しかし、一般的な社会人や大学生くらいなら、ほとんどの「為替」を利用しています。 それは為替の定義にかかわるので、ちょ…